叶える人#01

「AIの力で、超効率的で持続可能な社会の実現」を叶える。

香川 元Gen Kagawa
TIS株式会社 ビジネスイノベーション事業部AI&ロボティクスイノベーション部ディレクター
1995年入社。製造業のSCM基幹システムの刷新プロジェクトや海外ECサイト構築に従事。2017年以降は、AIサービス企画開発部でのAI事業企画・推進を経て、2022年より澪標アナリティクスにてデータサイエンスチームディレクターを担当。AI全般と基幹レベルのシステム開発・運用プロセスの両方の知見を持ち、フルスタックエンジニアとしてAI・データ分析事業の最前線で活躍する。
「AIがあらゆる判断を手助けする。そんな超効率的で持続可能な社会を実現したい」と願うのは、TISでビジネスイノベーション事業部AI&ロボティクスイノベーション部ディレクターを務める香川 元。
現代社会が直面する人手不足や業務負担の増大といった課題を効率的に解決する上で、革新的なAIとデータ分析の有用性を確信しながら、日々業務に携わっています。本記事では、香川が抱く社会課題解決にかける情熱とビジョンに迫ります。

AIが導く、超効率的で持続可能な社会を目指して

現在取り組んでいるお仕事の中で、ご自身が叶えたいと思っている願いは何でしょうか?
私が叶えたい願いは、人間が行うあらゆる判断をAIが手助けする超効率的で持続可能な社会の実現です。働く人のそばに常に存在し、あらゆるアドバイスをくれる、そのようにAIが日常に溶け込んでいる、このような社会の状態を指しているでしょうか。
業務においては、お客さまが現場でAIを活用して、自ら課題を解決できる環境づくりのサポートをしています。お客さまが抱える一つひとつの問題を解消することで、結果的にさまざまな社会課題解決に繋がっていくと信じています。
その願いを抱いたきっかけや背景があれば教えていただけますか?
TISに入社した当初から、エンジニアとしての技術を極めながらも、お客さまとの関わりを重視しながら、これまで培った技術を活かして貢献したいという気持ちが強くありました。技術というのは、有効に活用されてこそ初めて意味があるというのが、昔から変わらない価値観です。
また、2017年頃からAIやデータ分析のニーズが急速に高まってきたことに伴い、そういった案件に携わる機会も増え、私自身もこの分野に強い関心を持つようになりました。当時はデータサイエンティスト人材も少なかったことから、自分自身でデータサイエンスをマスターすることを決意しました。この過程を通じてAIの可能性を肌身で感じ取ったことで、お客さまの満足度向上だけでなく、社会課題解決にも貢献していきたいという願いが少しずつ育まれていったと感じています。

現場が変わる過程で感じる、仕事のやりがいと社会課題への貢献

ご自身が叶えたいと考えている願いに対しては、どのような形で取り組まれていますか?
まずは、お客さまのニーズに合わせた解決策の提供です。例えば、エネルギー消費量の削減という課題に対して、AIより出した需要予測をもとに供給を効率的に調整することでエネルギー消費の無駄を抑制できます。こうした一つひとつのお客さまの課題解決が、結果的に社会課題の解決にもつながると感じています。
次に、社会課題自体に取り組むお客さまへの支援です。例えば、ヘルスケア分野では、さまざまなデータを分析して要介護リスクを予測し、早期に予防策を講じるサービスを企画するお客さまに対し、さまざまなご提案をしています。また、より良い街づくりを通してウェルビーイングな社会を目指すために、街づくりアプリケーションを開発するお客様に対しては、効果的なレコメンドエンジンを開発することにより事業をサポートしています。
それらの取り組みの中で、困難に感じる部分はありますか?
AIやデータ分析の事業で一番の課題と言えるのは、お客さまのニーズに応えるための十分なデータが揃っていないことです。デジタル化が進む中でも、必要なデータの蓄積にはまだ時間がかかります。その問題を解消するために、ビッグデータの蓄積や保管が可能となるデータ基盤構築のご提案を積極的に行うようにしています。
また、お客さまが捻出できるコスト面も課題の一つと言えます。この課題においては、まずお客さまの限られた予算でAI企画案が実現できるかをいくつか比較検証した上、どの案を採用すべきかをご提案しています。それでも、コストを捻出するのが難しいと判断された場合は、TISでのサービス化や業界単位での取り組みを企画し、ご提案するようにしています。
ご自身の職務を果たす上で、どういった部分にやりがいを感じますか?
最もやりがいを感じるのは、現場が変わる瞬間です。現場でAIが活用され、課題が解決されるのを見ると、社会に貢献できたと実感します。
そのためには、現場で成果を出すAIの実装が必要不可欠です。PoC(※)では成功しても、実用化の段階で行き詰まることも少なくありません。私たちは実験だけで終わらせず、さまざまなツールやノウハウを活用して、AIを現場に浸透させ成果を出すことを目指しています。
※PoC:Proof of Concept。新しい手法などの実現可能性を見出すために、試作開発に入る前の検証。

TISの強みを活かして挑む、社会課題解決への持続的アプローチ

今後、どのような領域、どのような関わり方で社会課題解決に貢献していきたいとお考えですか?
TISの強みを活かし、社会貢献に繋がるプロジェクトにさらに力を入れていきたいです。SIerとしての開発能力を駆使して、企業のITシステムだけでなく、その企業のビジネス全体を支える仕組みを構築したいと考えています。
また、このためには、自社だけで完結させるのではなく、スタートアップ企業や他のステークホルダーと協力することで、社会課題解決に持続的に取り組めるビジネスモデルを構築していきたいですね。
システム開発は単なるプログラミングにとどまりません。事業全体の仕組みを設計し、その一環としてシステムを構築することが、真の意味でお客さまに、ひいては社会全体の課題解決に繋がると強く信じています。
※本記事の内容は、2024年7月11日時点のものです。

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