成長する経営

TISインテックグループでは、1996年から「グループの質と未来」をつくりグループの「社会的価値向上を図る」ことを目的とした「社会的価値向上プログラム」を導入し、それを先導する経営会議「パイロットセッション」（TIS会長、TIS社長、インテック社長など7名の経営者およびGIM研究員にて構成）によって、経営の充実化を図っています。そこでは組織経営領域（定性分野）における経営テーマ全般に関して、グループの基盤を強化するための様々な議論・意思決定を行っています。

「社会的価値向上プログラム」は、企業変革・経営変革を指導する組織経営領域の専門研究機関= Gray Institute of Management（GIM）との強固な信頼関係のもとに協働で行われています。GIMとのコラボレーションは、TISインテックグループの経営に新たな知見と専門性、そして大局的観点からの社会性をもたらし、グループのガバナンス向上にも寄与しています。こうした継続的なプログラムによってTISインテックグループの経営に「時代性」「社会性」といった新たな息吹を常時吹き込んでいます。

非常に活発な討議が行われるパイロットセッションでは、有意義な進展が毎月着実になされています。メンバーの研究・討議・合意といったステップを経ながら決定事項の発信が行われます。例えば、グループの価値観であるOUR PHILOSOPHYも、経営者の思いとGIMの知見が交わされるプロセスを経て明確化されました。

またパイロットセッションから発信された意思をグループの全構成員と共有する「一体化プログラム」も充実しています。中心的な手法は全構成員を対象としたワークショップです。管理職や一般社員といった階層別に実施されるプログラムや、階層を超えた選抜者で構成されるプログラムなど、効果的に共有できるようコース設計されています。ワークショップもGIMとのコラボレーションで運営しており、パイロットセッションとシームレスに連動することで、双方向からの情報共有が可能となり、専門性と一体性の高いプログラム運営につながっています。主要プログラムにはパイロットセッションのメンバーも参加しています。
グループの企業行動や活動を定義・方向づけるほど、グループとしての存在がより鮮明になり、それらの構成員による共有、実践を通してグループの質と未来をより確かなものにしていきます。「社会的価値向上プログラム」は、TISインテックグループ経営の基盤であり、絶えず進化を続けます。