TISとタイの上場IT企業であるMFECが資本・業務提携契約を締結　―相互の強みを補完し合い、成長著しいタイ及びASEAN地域におけるIT市場での事業機会を相互に展開・拡大―

2014年4月17日

＜報道関係各位＞

ITホールディングスグループのTIS株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役会長兼社長：桑野 徹、以下TIS）は、タイの上場企業で、エンタープライズ向けITソリューション提供のリーディングプレイヤーであるMFEC Public Company Limited（本社：バンコク、タイ証券取引所：MFEC、CEO：Siriwat Vongjarukorn）との間で、タイ国内及びASEAN地域における法人向けITソリューション提供を中心とした、幅広い分野での協業に関する資本業務提携契約を締結したことを発表します。

MFECは、直近決算で売上高約151億円、時価総額約123億円の、タイ証券取引所に上場するタイ国内トップクラスのIT企業であり、法人/政府関係向けソリューションを得意とし、同分野で非常に高いプレゼンスを有します*1。TISは、MFECのタイ国内における高いプレゼンス、ソリューション提供における高いサービスクオリティ、更にはバランスの取れた幅広い顧客基盤を高く評価し、今回の資本・業務提携契約にいたりました。

*1: MFECは12月期決算。時価総額は2014年4月10日時点。為替はTHB1=JPY3.15円の前提

TISは、金融、通信、政府/教育機関、公共/エネルギー、製造業など幅広い顧客基盤を有するMFECをタイでのパートナーとして迎え入れることで、これまで以上に充実した現地サポートの提供が可能になります。日本企業のニーズを的確に把握しているTISと、エンタープライズ向けソリューション提供に実績のあるMFECが、タイでパートナーシップを組むことで、現地進出の日系企業へのサービスラインナップの拡充とサポートの強化、および、タイ現地企業に対するより付加価値の高いITソリューション提供も共同で展開・拡大を目指します。

両社は、互いの強みを補完し合うことで、成長著しいタイ国内およびASEAN地域において、付加価値の高いITソリューションを提供していくことを目指します。

（中央）　TIS株式会社　代表取締会長　兼　社長　桑野　徹

（右）　MFEC Public Company Limited　 CEO　Siriwat Vongjarukorn

（左）　MFEC Public Company Limited　 Chairman　 Adirake Patitus

背景と提携の詳細

昨今、ASEAN地域での目覚しい経済発展に伴い、日本企業の進出は、生産拠点の設置からローカルマーケットとしての事業参入まで、近年ますます加速しています。これまで、TISは、シンガポールの現地法人と、ベトナム（ホーチミン）、インドネシア（ジャカルタ）とタイ（バンコク）の各国に拠点を展開し、ASEAN地域におけるお客様のITサポートニーズに応えてきました。

中でもタイは、日本企業の進出が2011年から25％増の約4000社*2となるなど、優良市場として、今後の成長が期待されています。
*2：帝国データバンク調べ

この成長市場での更なるビジネス拡大に向けて、TISは、MFECの株主（筆頭株主であるModernform Group Public Company LimitedおよびMFEC経営陣の一部）との間で、計17.62%*3のMFEC株式を譲り受ける株式譲渡契約を締結し、同社の筆頭株主となります。同時に、MFECとの間で、タイおよびASEAN地域における法人向けITソリューション提供での協業を中心とした、幅広い分野での業務提携契約も締結しました。

*3：完全希薄化後ベース

MFEC Public Company Limitedについて

MFECは、バンコク市内に本社を有し、グループ総勢で従業員1,326名*4を擁するITソリューション提供会社です。MFECは1997年に設立され、2003年にタイ証券取引所に上場しました。上場から13年度までの10年間で売上高は年平均約14%もの成長を継続しています。金融機関や通信、公共機関など幅広い顧客基盤を有しており、システム・インテグレーションやメンテナンス、コンサルティング業務を中心としたサービスを主にタイ国内で展開しています。詳細は以下をご覧下さい。http://www.mfec.co.th/

*4: 2013年12月時点

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