TIS、システムの概念実証を行う『TIS EAラボ』に最新機種を用いたインメモリ検証環境を追加 ~オラクルのエンジニアド・システム最新機種の検証環境を国内で初めて提供~
2014年4月7日
報道関係各位
ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)は、アプリケーションやハードウェアなどITシステムの概念実証(Proof of Concept:PoC)※1をもとに、企業のビジネスに寄与する効果的なIT戦略の立案を支援する『TIS Enterprise Architecture Laboratory(以下TIS EAラボ)』に、インメモリ分析向けの「Oracle Exalytics In-Memory Machine T5-8」などオラクルエンジニアド・システムの最新機種3台を、国内で初めて検証対象製品として追加したことを発表します。
※1 Proof of Concept:新しい概念や理論、原理などが実現可能であることを示すための簡易な試行。本文ではITシステム構築前のハード、ソフトなどの実機を利用したパフォーマンス検証などを意味
今回『TIS EAラボ』の検証環境に新たに加わった最新機種は以下の3つで、新検証サービスは本日より提供開始します。
<新たに追加された検証対象製品>
・データベース・マシン 「Oracle Exadata Database Machine X4」
・高速分析専用マシン 「Oracle Exalytics In-Memory Machine T5-8」
・統合型ミドルウェア・マシン 「Oracle Exalogic Elastic Cloud X4-2」
今回の新しい検証環境の追加で、インメモリ技術を活用した検証や業務アプリケーションのクラウド検証も可能となりました。インメモリ・アーキテクチャを最大限に活用し、大量データの高速な処理や分析を可能とする検証環境を充実させることで、企業におけるビッグデータの価値を最大限に引き出すIT戦略の立案を支援し、お客様の経営課題の解決やビジネスの成長につなげていきます。
TISは、今後、基幹業務システムやビックデータ・アナリティクスをインメモリ上で稼動させる検証環境の提供など、企業のビジネスデータ活用や業種特有のニーズにマッチしたPoCメニューを拡充していきます。
日本オラクル株式会社のコメント
日本オラクルは、このたびのTIS株式会社による『TIS EAラボ』へのインメモリ検証環境の追加を歓迎します。
TISは2012年に『TIS EAラボ』を開設し、最新のITシステムを用いた顧客システムのパフォーマンス検証、IT投資効果の検証を進めています。そして、そのさまざまな実証結果をもとに、IT投資効果の明確化や、先進的なIT活用による多くの企業の競争力向上に貢献しています。
今回の『TIS EAラボ』へのオラクル製品によるインメモリ検証環境の追加によって、ビッグデータの分析・活用による顧客満足度向上や、企業システムのクラウド化による迅速な新規事業立ち上げを支援する体制が一層充実するものと確信しております。
今後、日本オラクルではさらにTISとの協業を推進し、企業システムにおける高いセキュリティ、パフォーマンス、信頼性、可用性、拡張性への要求に応えるべく、オラクルのビジネス・アナリティクス製品、テクノロジー製品、ミドルウェア製品、アプリケーション製品の統合的な企業システムの提案に、より一層力を入れてまいります。
日本オラクル株式会社
副社長執行役員 ソフトウェアライセンス事業 大塚俊彦
TIS Enterprise Architecture Laboratory(TIS EAラボ)について
『TIS EAラボ』は、TISの都市型データセンター「GDC御殿山」(東京都品川区)内に構築された検証環境です。『TIS EAラボ』では、アプリケーションからミドルウェア、ハードウェアまで企業活動を支える最新ITシステムを用いたパフォーマンス検証を行うだけではなく、そこで得た実証結果をもとに、TISが企業のIT戦略の提案を行います。
主な利用事例
・A社(金融・カード業)
財務会計システムと会計情報系システムのOracle DBサーバー集約に伴い、情報系システムのデータロード処理、検索処理などのパフォーマンス検証を実施し、パフォーマンス向上による経営指標の可視化・意思決定スピードの向上およびTCO削減効果を実証。
・B社(金融・決済サービス業)
基幹システム(決済・与信)のOLTPおよびバッチ処理のパフォーマンス検証に加え、今後のデータ増加を見据えた性能検証の実施。性能向上による業務改善効果とともに、増加していくデータ量も高速で処理でき、お客様のビジネスの成長に貢献できることを実証。
・C社(金融・決済サービス業)
Oracle Exadataの採用決定後、本番移行前に技術検証を行い、Oracle Exadata特有の運用モデル(バックアップ、パッチ適用など)を確立し、事前に技術リスクを排除することで、より着実な移行を実現。
・D社(製造・自動車部品製造業)
Oracle ExadataとOracle Exalyticsを組み合わせた環境にて、グローバル含めた全工場の品質検査データを集約した場合の品質不良の傾向分析/要因分析/仮説検証を実施。ワランティコストの削減と品質向上に効果があることを投資前に実証。
・E社(製造・家具、産業用機器等の製造業)
基幹システムのパフォーマンス検証とバックアップ検証を実施。基幹システムのパフォーマンス向上に加え、運用面の業務改善効果を実証。
『TIS EAラボ』の詳細は以下URLをご参照ください。
オラクルのエンジニアド・システムについて
オラクルのエンジニアド・システムは、最高レベルの性能、信頼性、セキュリティを最低レベルの総所有コストでお求めのお客様を対象としています。導入、メンテナンス、サポートを簡略化するために、これらのシステムの定義、エンジニアリング、アセンブリ、設定はお客様に合わせて事前に完了しており、最適化された状態で導入が可能です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係者からのお問い合わせ
TIS株式会社 コーポレート本部 企画部 広報室 浄土寺
TEL:03-5337-4232 E-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp
サービスに関するお問い合わせ
TIS株式会社 ITソリューションサービス本部 エンタープライズソリューション事業部 河口/島田
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