TIS、クラウドで提供するCTIサービス『TIS CTI Cloud』を開始 ~ 大規模から小規模まで対応できるCTI機能を、導入・運用負担を軽減して提供 ~
2014年2月17日
報道関係各位
ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)は、顧客接点強化と柔軟な対応が求められるコールセンター向けに、クラウドで提供するCTI(Computer Telephony Integration)※1サービス『TIS CTI Cloud(ティアイエス シィティアイ クラウド)』を、2014年4月より開始することを発表します。
※1:電話とコンピュータシステムのデジタル情報を統合する技術。サポートセンター、お客様相談室などのコールセンター業務に利用され、顧客データベースなどと連携することで的確なサポートを実現する
『TIS CTI Cloud』は、電話の着信をオペレータに適切に分配するACD(Automatic Call Distribution)、音声による自動応答を行う IVR(Interactive Voice Response)や通話録音などの各種CTI機能を、TISのデータセンターから提供するクラウド型サービスです。
金融業、通信販売業、製造業やテレマーケティング業などの大規模なコールセンター業務から、様々な業種で必要とされる「お客様相談室」などの小規模なヘルプデスク業務まで、幅広い適応範囲が本サービスの特長です。特に、導入型(オンプレミス型)ではコストが高く導入できなかった事業所のコールセンター化など小規模利用のシーンにおいては、ニーズに合わせた柔軟な利用が可能です。クラウド型で初期コストやシステム運用負担の軽減ができるため、キャンペーンでの一時的なコールセンターの開設に対応するなど、戦略的なコールセンター環境構築ができます。
また、TISでは、お客様との接点強化を支援する「Callクレヨン」※2や「どこでも入会.app」※3などの自社オリジナルのソリューションや、「Salesforce」「FastHelp」など各種CRMソフトのバックエンドシステムと、『TIS CTI Cloud』と組み合わせることで、コールセンター価値をトータルで高めるサービス群の強化を進めています。
TISは、『TIS CTI Cloud』を大規模から小規模までの幅広い範囲で、金融業、製造業やサービス業など様々な業種向けに提供していき、14年度末までに15社の導入を目指します。
なお、『TIS CTI Cloud』は、オリックス・クレジット株式会社が既に採用を決定しました。
※2:クラウド型で提供するWeb・電話連動型 顧客接点強化ソリューション。“Phone Cookie™”技術により企業のWebシステムと電話システムを結び付け、顧客と企業のビジネスとの接点をコーディネートします。
※3:スマートデバイス向け入会アプリの構築を支援するソリューション。入会登録に必要な基本情報の入力項目や入力制御機能などを備えたテンプレートにより、標準的な入会登録機能を持つアプリを効率的に構築することが可能です。
サービス提供の背景や狙い
近年、企業における顧客満足度を高める取り組みが注目されていますが、中でも営業活動や問合わせ対応などでお客様と接するコールセンターは、顧客接点の最前線として、これまで以上に重要度が高まっています。
最近のコールセンターに求められるニーズとしては、“小規模での利用”“問い合わせ増減への速やかな対応”“物理的に分散したコールセンターの仮想的な統合”“商品担当部門や営業所などが直接対応する事業所のコールセンター化”などがあります。また、CRMやBIを含めた基幹システムとの連携で、迅速にお客様の声をサービスや経営判断に反映するなど、コールセンターの開設や強化は、顧客満足度の向上には重要な要素になっています。
こうした、コールセンター業務の多様なニーズをCTI基盤として、高機能かつ低コストで、利用形態も柔軟なクラウド型で構築するのがTISの『TIS CTI Cloud』です。
『TIS CTI Cloud』の概要
『TIS CTI Cloud』は、導入型のコールセンター構築の際に懸念となっていた①高コスト、②様々な制約(場所、席数、構成やキャリア)、③導入機器やシステムのメンテナンスや技術要員確保、といった課題を解決し、コールセンターのCTIシステムを構築するクラウドサービスです。
本サービスは、以下のような特長を持っています。
柔軟な導入
・数席の小規模利用から大規模利用まで利用が可能
・分散したコールセンターでの利用や仮想統合が可能
・在宅勤務への対応が可能
拡張性
・繁忙期やキャンペーン時対応として、既存電話端末以外に携帯電話の利用や転送が可能
・ライセンスを、1IDから月単位で増減可能
・CRM連携で着信ポップアップに対応 ※一部非対応製品あり
安心のファシリティと運用
・堅牢なTISデータセンターでの運用により、災害時のBCP対策などに対応
・自社設備が不要のため、バージョンアップや監視などの管理コストを削減
公衆網サービス
・回線は、要望に合わせたマルチキャリア対応
・回線手配と利用までの期間を削減したい企業向けには、NTTコミュニケーションズ株式
会社の「Arcstar IP Voice」※4を音声用回線として準備。
特に、NTTコミュニケーションズ株式会社「ひかりライン」などの利用企業であれば電話回線の有効利用が可能
※4:NTTコミュニケーションズが提供する、企業向けIP電話サービス
本サービスは、主に以下のコンポーネントより構成されています。
<システム構成イメージ>
<提供価格と導入期間>
・提供価格:
初期費用
初期導入設定費 0,000~ (1テナント※5)
・テナント開設
・要件定義
・開通確認/操作教育
月額費用
シートライセンス ,000/ID~
管理者ライセンス ,000/ID~
回線ライセンス ,000/回線~
・導入期間:最短2週間 ~
※5:テナントは、『TIS CTI Cloud』におけるコールセンター管理の単位。
『TIS CTI Cloud』の詳細は以下URLをご参照ください。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係からのお問い合わせ先
TIS株式会社 コーポレート本部 企画部 浄土寺
TEL:03-5337-4232 E-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp
本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 アドバンストソリューション事業部 アドバンストソリューション事業統括部 CTI 担当 森、岩渕
TEL:03-5337-4398 E-mail:solution_info@tis.co.jp
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