TISとアルフレスコがパートナー契約を締結　～エンタープライズで3,000社以上の導入実績を持つOSS文書管理/ECM『Alfresco』の導入・サポートをワンストップで提供～

2014年1月14日

報道関係各位

ITホールディングスグループのTIS株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役会長兼社長：桑野　徹、以下TIS）は、エンタープライズコンテンツ管理システム分野のマーケットリーダーであるAlfresco Software, Ltd. （本社：イギリス、最高経営責任者：Doug Dennerline）の日本法人であるアルフレスコ・ジャパン株式会社（本社：東京中央区、代表：中嶋　博、以下アルフレスコ）と、パートナー契約を締結したことを発表します。　

これによりTISは、エンタープライズで3,000社以上の豊富な導入実績を持つオープンソースソフトウェア（OSS）の文書管理/ECM※1『Alfresco』の導入コンサルティングから、システム導入とその後のサポートまでをワンストップで支援するサービスの提供を開始します。

TISは、本サービスを、2015年度末までに15社の導入を目指します。

※1：ECM：Enterprise Contents Managementの略。企業内のデータファイルを統合的に管理する仕組みやツールのこと。

背景

企業や公共団体では、各種申請書やマニュアル、設計書・図面･画像、提案書など、大量の業務文書を保管・蓄積しており、そのデータ量は年々増加の一途をたどっています。このような状況の中では、アクセス制限や監査ログの記録、文書の登録・公開など、コンプライアンスに沿った文書管理を行い、業務文書を効率的かつ低コストで管理・共有・活用することが求められています。

TISは、こうしたニーズに対応するため、OSSで開発・拡張の自由度が高く、低コストで導入が可能な『Alfresco』を活用して、デジタル文書を一元管理し、情報資産の有効活用と業務効率の向上を支援するサービスを開始します。

TISでは既に、『Alfresco』を自治体向けにカスタマイズし、オリジナルのLGWAN※2オンラインストレージサービス「iNFORAGE」のプラットフォームとして採用し、サービス展開を開始しています。また、先行ユーザーとして政令指定都市の教育委員会に、研究成果の全国発信や教員のナレッジ共有のポータルサイトとして『Alfresco』導入が決定しています。

TISでは、これらの導入ノウハウとプラットフォームを活用して、「自社の環境や業界固有のニーズを柔軟に実現したい」「低コストで文書管理/ECMを導入したい」といった課題を持つ企業・公共団体向けに、『Alfresco』導入サービスを展開していきます。

※２：総合行政ネットワーク（Local Government Wide Area Network）の略。すべての地方公共団体を相互に接続する行政専用のセキュアなネットワーク。

『Alfresco』の概要

　『Alfresco』は、オフィス文書、画像、写真、図面、動画、音声といったさまざまな種類の情報を統合的に管理できるプラットフォームです。企業内に存在するコンテンツを一元的に管理し、コンテンツのライフサイクル管理を実現します。主な特長は以下の通りです。

ハイエンドなECM機能を実装

バージョン管理、保管期限管理、ファイル検索、アクセス制限、アクセスログ管理、ワークフローなど文書管理/ECMの基本となる機能を備えています。また、構造化されていないデータ（コンテンツ）に対して、コンテンツ毎にリレーショナルデータベース化した属性情報を付与することにより、 検索、紐付けを行うことが可能です。

モバイル対応

スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル端末に標準で対応しています。専用のアプリケーションをダウンロードすることで、コンテンツの閲覧やワークフローの利用が可能です。　

ハイブリッドプラットフォーム

オンプレミスに加えて、パブリッククラウドでのコンテンツプラットフォームサービスを提供しています。
また、クラウド環境とオンプレミス環境のコンテンツを常に同期するEnterprise Cloud Syncを用意しています。

オープンソース、オープンスタンダード

Javaのオープンソースを活用し、Spring Frameworkをベースに機能を部品化して、メンテナンスや製品の拡張性に幅を持ったアーキテクチャーです。CMIS、 REST、 SOAP、 JSR-170といった業界標準に準拠したサービスを提供しています。

『Alfresco』の詳細は、http://www.alfresco.com/jpをご参照ください。

TISの『Alfresco』導入支援サービスについて

『Alfresco』の導入に関する企画・コンサルティングからカスタマイズ、システム導入、運用・保守サポートまでをワンストップで支援します。

サービス内容

＜コンサルティング＞
効率的な業務文書の管理・共有・活用など、お客様の目的に合わせた『Alfresco』の活用方法を提案します。

＜設計＞
コンサルティングに基づき、お客様の課題を解決する最適なシステム設計、運用設計を行ないます。

＜カスタマイズ/構築＞
これまでの実績・ノウハウを活かし、お客様特有の利用シーンに合わせたカスタマイズ/構築に対応します。

＜導入支援＞
サービス開始後の利用を円滑にするため、ユーザー及びグループ登録、権限設定などを支援します。

＜保守サポート＞
障害監視や障害復旧、Alfrescoベンダーサポートへの問合せなど、お客様に必要な保守サポートを組み合わせて提供します。

LGWANオンラインストレージ「iNFORAGE」について

「iNFORAGE」は、オンラインラインストレージサービスをLGWAN-ASP形式で提供するTISオリジナルのサービスです。インターネット環境と隔てられた自治体専用のLGWAN環境内で安心・安全にファイル共有ができ、メールでは送れない重要な情報を安心して、共有することが可能です。また、1ファイルあたりの容量制限がなく、大容量データも共有できます。

『iNFORAGE』の詳細は以下URLをご参照ください。

アルフレスコについて

Alfrescoは、重要な業務文書を管理し、共同作業を行えるオープンプラットフォームです。大規模ビジネスの共有、組織化そしてそのコンテンツの保護を支援します。世界180ヶ国、7百万人を超えるユーザーが、40億件以上のドキュメントを、グローバルレベルで共有し、管理するためにAlfrescoを利用しています。Alfrescoは、使う場所を選ぶことなく、大きな成果を達成する原動力となります。Alfresco Software, Ltd. は2005年設立。英国メイデンヘッドに本社、米国本社をサンマテオに置きます。アルフレスコ・ジャパン株式会社はその日本法人です。

詳しくは、http://www.alfresco.com/jpをご覧ください。

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