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TIS、ジェネッツの自治体向け新水道料金徴収システム構築を支援~ 公益事業向けパッケージ「Oracle CC&B」の活用で、料金徴収業務システム提供の効率化を実現 ~

2013年10月24日

TIS株式会社

報道関係各位

ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下、TIS)は、オラクルの公益事業向けパッケージ「Oracle Utilities Customer Care and Billing」(以下、Oracle CC&B)を活用し、自治体の水道関連業務を支援する株式会社ジェネッツ(本社:東京都港区、代表取締役社長:深澤 貴 以下、ジェネッツ)の自治体向け新水道料金徴収システムの構築を支援したことを発表します。

2012年3月に開発がスタートした新水道料金徴収システムは2013年9月に稼働開始し、ジェネッツは自治体へサービスとして行う水道料金徴収システム提供業務の新たなメニューに加えました。

背景

全国の自治体が独立採算で運営する水道の料金徴収業務は、人口減による収入の減少などを背景に、民間への業務委託の動きが顕著になっています。ジェネッツは、この業務委託を全国90以上の自治体から受託し、メーターの検針業務から、料金徴収、管網維持管理まで幅広い業務を支援しています。

ジェネッツでは、業務支援のメニューの一つとして水道料金徴収システムの開発から運用・保守も手掛けており、計算方法や帳票出力など各自治体で異なる多様な水道料金の徴収方法に合わせてカスタマイズ型のスクラッチ開発で対応しています。しかし、カスタマイズ型のシステム提供のみでは、システム提供業務の効率化と受託件数の増加への対応で課題がありました。

そこで、ジェネッツはスクラッチ開発ではない低コスト・短納期に対応できる選択肢としてノンカスタマイズ型の新システムの提供を決定しました。

「Oracle CC&B」とTISを選択

2011年秋から、新システムの検討を開始したジェネッツでは、“海外で多くの導入実績があり、海外のグループ会社でも、同製品による料金徴収システムを開発・運用していた実績”と“設定変更だけで、帳票作成のカスタマイズや料金表が変更できる柔軟な機能”などを総合的に判断して「Oracle CC&B」をベースに新システムを構築する方針を決めました。

さらに、パッケージだけでは対応できないハンディターミナルとの連携や多種多様な帳票対応機能の作り込みの開発支援には、公益事業者への様々なシステム構築実績があり、導入後の運用・保守からITアウトソーシングまでをサポートができ、日本における事例の少ない「Oracle CC&B」の開発環境をいち早く構築していたTISがパートナーとして選ばれました。

ジェネッツを中心に、TIS、日本オラクルが開発を支援するプロジェクトチームが編成され、2012年3月に開発がスタートし、2013年9月には新システムが稼働開始しました。TISは、帳票出力やハンディターミナルとの連携などのサブシステム部分の開発と、サーバへの「Oracle CC&B」インストール、結合テストを担当し、稼働後のシステム保守・サポートの支援も行っています。

ジェネッツは、今回開発した新システムに、従来から実績のあるカスタマイズ型のシステム提供を加えて、同社の提供する料金徴収システム群を統合し、その名称を「AQUAREA(アクエリア)」と命名しました。 

「AQUAREA」では、カスタマイズ重視の小中規模の自治体には従来型のスクラッチ開発で、低コスト・短納期を重視する自治体には「Oracle CC&B」ベースの新しいノンカスタマイズ型システムでシステム提供することが可能になりました。さらに、大規模自治体の詳細なニーズには「Oracle CC&B」ベースの新システムで個別対応することもでき、各自治体の要望に応じた複数の方式からシステム提供メニューを選択することが可能になりました。ジェネッツでは、これによりシステム提供業務の効率化と更なる受託件数の増加を目指しています。

本事例の詳細は以下サイトもご参照ください。
http://www.tis.jp/casestudy/detail/casestudy_57.html

株式会社ジェネッツ システム事業本部 本部長 佐藤 雅哉氏のコメント

「当初は「Oracle CC&B」の国内公益事業で導入例が少ない点を懸念していましたが、TIS、日本オラクルに支援いただき、日本の水道事業に合ったシステムを完成させることができました。弊社としても新たな取り組みの中で、スキルの高いTISの技術者に長い間継続して支援頂いたことは、大変に心強く、そのおかげで予定通り製品のリリースが出来たと思っています。今後も様々な面で、協業のかたちを広げて行ければと思います」

「AQUAREA」のシステム構成イメージ

今後の展開

TISでは、今回の実績を活かし、水道事業者や電気・ガスといった様々な公益事業者向けに、「Oracle CC&B」をベースとした開発支援を展開していきます。

また、ガス事業者向けには、国内の商習慣を踏まえた各種約款対応や内税対応といった日本国内向けテンプレートを活用してスムーズな「Oracle CC&B」の導入を支援する「TIS統合CISソリューション」を用意しています。「TIS統合CISソリューション」の詳細は以下サイトをご参照ください。

「TIS統合CISソリューション」の詳細はこちら

「Oracle Utilities Customer Care and Billing」について

電気・ガス・水道事業といった公益事業の販売業務に必要な料金設定や、マーケティング、販売、顧客サービス、契約管理、検針、請求管理、メーターおよび機器管理、保守・点検作業などの機能を提供する料金・顧客管理アプリケーション。 http://www.oracle.com/jp/industries/utilities/oracle-utilities-customer-billing-046909-ja.html

株式会社ジェネッツについて

ジェネッツは、水道事業におけるお客さまサービス分野である、受付窓口・検針・収納・開閉栓・未収金整理業務などを、包括もしくは部分的に業務委託という形で、全国90ヵ所以上の自治体から受託し、業務を履行しています。水道料金徴収事務・料金システムのエキスパートとして、高品質で、より付加価値の高いサービスをご提供しています。詳細は以下をご覧ください。 http://www.jenets.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

報道関係からのお問い合わせ先

TIS株式会社 コーポレート本部 企画部 浄土寺
TEL:03-5337-4232  E-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp

本件に関するお問い合わせ先

TIS株式会社 産業事業本部 東日本産業事業部 東日本産業システム第2営業部 山口
TEL:03-5337-4306  E-mail:tis_pjnews@ml.tis.co.jp

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

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更新日時:2024年4月1日 14時18分