TIS、ｅラーニングシステム「楽々てすと君」の中国語版『百測無憂』をノーリツの中国現地法人に導入－年間約400万円のコスト削減と、研修業務の効率化・品質向上を見込む－

2013年2月5日

報道関係各位

ITホールディングスグループのTIS株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：桑野　徹、以下、TIS）とTISの上海現地法人である提愛斯数碼(上海)有限公司（総経理：小川 真司、以下、TISI(上海)）は、湯まわり設備メーカーの株式会社ノーリツ（本社：神戸市中央区、代表取締役社長：國井 総一郎、以下、ノーリツ）の中国におけるホールディングカンパニーである能率(中国)投資有限公司（総経理：廣澤 正峰、以下、能率）が、TISのｅラーニングシステム『楽々てすと君』の中国語版『百測無憂(バイツーウーイゥ)』を導入したことを発表します。

能率では、2012年10月末から社内研修に『百測無憂』の活用を開始し、研修資料・試験問題のペーパーレス化や、研修状況・試験結果管理の自動化による業務の効率化などで「年間約400万円のコスト削減」を見込んでいます。

背景と課題

ノーリツの主要製品である温水機器や電子部品について、中国地域の製造拠点を統括する能率では、中国人現地スタッフを中心とした約1,400名に対して、全社員のスキルアップを目的に安全研修や環境研修などの社内研修を行っていました。しかし、研修の運営上で以下のような課題がありました。

1)社内研修の実施に多大な時間とコストがかかる

研修資料・試験問題を紙で印刷・配布・回収しており、その採点と進捗管理が人手で行われるため、社内研修の運営に多大な時間とコストが発生していました。また、集合型研修を実施する場合は、遠隔地からの出張費用や移動にかかる人件費なども発生していました。

2)受講状況がリアルタイムに把握できていない

紙による試験問題の添削と集計に時間がかかることで、受講状況をリアルタイムで把握する事ができないため、進捗が遅れている受講者への催促などを効率よく行うことができませんでした。

これらの課題について、社内研修を管理・推進する人事部より解決策を求められていた能率の情報システム部では、TISI(上海)からのｅラーニングシステム『百測無憂』の活用提案をうけ、導入の検討を開始しました。

能率は、『百測無憂』が、HTMLなどの専門的な知識がなくてもコンテンツが作成できる点、また、中国語への完全対応によって、研修コンテンツの作成から進捗管理までの一連の業務を中国人のみで構成される人事部で完結できる点を高く評価し、導入を決定しました。

『百測無憂』の導入により期待される効果

導入後は、以下のような効果を期待しています。

1)年間約400万円のコスト削減

ｅラーニングシステムの活用による研修・試験のペーパーレス化に加えて、採点から集計、進捗管理までを自動化できます。また、研修実施に関わる時間とコストが大幅に削減され、人的ミスも減らすことができます。さらに、インターネット環境があれば、場所や時間を問わず受講が可能であり、研修のための出張費や、移動に伴う人件費も不要となります。能率では、これらの効果により、年間で約400万円以上のコスト削減を見込んでいます。

2)リアルタイム管理による業務の効率化

これまでは、人事部が1,400名の研修状況を紙ベースで把握し、進捗が遅れている受講者への催促を行っていましたが、『百測無憂』を導入することで、リアルタイムな進捗管理が可能になります。さらに、部門長や役職者に受講者の進捗管理を委譲することができるため、受講者の状況に合わせた効率的なフォローアップが期待されます。

3)コンテンツの充実による理解度の向上

工場での作業手順や機器の操作方法などの文字や図では表現できない部分には、動画機能を活用することで、受講者の理解度が深まり、さらなるスキルアップが期待されます。

今後の展開

TISでは、『百測無憂』のオンプレミス型に加え、天津に保有する当社のデータセンターを利用したクラウド型のサービス提供を2013年1月より開始しています。クラウド型では、新人研修など、必要な時に必要な期間だけ利用するといった柔軟な利用形態にも対応することが可能になります。
また、2016年度までに導入社数500社を目標としています。

楽々てすと君について

「楽々てすと君」は、「ユーザー（コンテンツ管理者）が、手軽かつ簡単にコンテンツを作成、管理することができる」ことを基本コンセプトとしたｅラーニングシステムです。ブログ感覚でテストを容易に作成・実施できるため、HTMLなどの専門的な知識がなくても、簡単にｅラーニングのコンテンツを作成することができます。テスト進捗の把握や、受講履歴の管理など管理者機能も充実しています。

提供形式は、「パッケージ型」と「クラウド型」の2種類あり、お客様のニーズに合わせて提供しています。モバイルに対応しており、スマートフォン、タブレット、フィーチャーフォンでも利用可能です。また、英語・中国語に対応したグローバル版も取り揃えています。

百測無憂について

　百測無憂は、「楽々てすと君」をベースに中国現地法人、日系企業、中系企業を対象に、中国語対応したものです。

■株式会社ノーリツについて
家庭用ガス・石油温水機器の日本国内シェアが約4割のトップメーカー。連結売上高1,843億円（2011年12月期）、連結従業員数約5,500名。1994年に同社としては初めての海外現地法人を中国上海に設立。以降、上海で約20年間にわたって中国国内向けにガス給湯器を製造販売。高成長を続ける中国において急速に高まる住環境の向上に貢献すると共に、環境負荷を軽減させる高効率ガス給湯器を中国にていち早く販売している。欧州、北米、オセアニア、南米にも販売エリアを拡大中。
日本国内においては、太陽光発電システム、太陽熱利用システム、燃料電池などを含めて新エネルギー分野の商品をラインナップし、各家庭それぞれに適したエネルギーベストミックスを提案できる数少ない企業としての地位を確立している。

■TIS株式会社について
ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご覧下さい。　
>> http://www.tis.co.jp/

■ITホールディングスグループについて
ITホールディングスグループは、様々なお客様をITで支援するITエキスパート集団です。
進化し続ける企業グループとして、グループ各社の個性を活かし総合力で応えます。

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