TIS、大阪市中心部に『心斎橋gDC-EX』を新設-大阪地区で高まるデータセンター利用ニーズに対応し、『心斎橋gDC』の拡張として先進のサービスを提供-
2012年11月7日
報道関係各位
ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野徹、以下TIS)は、大阪地区の3拠点目のデータセンター(以下、DC)として大阪市中心部に都市型DC『心斎橋gDC-EX(ジーディーシー イーエックス)』を新設し、2013年5月からサービスを開始することを発表します。
大阪地区では、最新設備の整ったDCへのアウトソーシングニーズや、首都圏からのDR(ディザスターリカバリー)対応など、DC利用の需要が高まっています。
そこで、TISは大阪地区で、2008年12月に開業した『心斎橋gDC』を拡張する目的で、近接エリアに『心斎橋gDC-EX』を新設します。
『心斎橋gDC-EX』の新設により、TISのDC網は国内の東京・名古屋・大阪と海外(中国/天津市)合わせて計10箇所となり、延べ床面積で10万㎡を超える規模となります。
TISでは、利便性に加え、「安全性」「信頼性」「柔軟性」を兼ね備えた先進の都市型DCとして『心斎橋gDC』と『心斎橋gDC-EX』の一体運営をはかり、5年後に両DC合わせて、売上20億円を目指します。
■TISのDC網
■『心斎橋gDC-EX』概要
・所在地 :大阪府大阪市西区
・建物 :2012年2月竣工/DC専用免震ビル
・DC面積 :約1,600㎡(『心斎橋gDC』と合わせ、約5,000㎡)
・アクセス :地下鉄最寄り駅から徒歩2分
『心斎橋gDC-EX』の特長
本データセンターは、徹底的に災害耐性を追求した立地要件と建築要件を備え、IT基盤を安定稼動させる高い設備仕様を標準実装し、お客様の個別要件に対応できる設計思想を持つ、「安全性」「信頼性」「柔軟性」を備えた都市型データセンターです。
<本データセンターの主な仕様>
【安全性】
○地震・液状化対策
地震対策:震度6強の地震に対応する十分な耐震性をもち、IT機器を正常稼動させることを目標として設計された免震ビル。法制上規定されている地震波に加え、大阪で危険視される「上町断層帯の活動」「東南海地震」「南海地震」を想定した地震波に基づき、安全性を高めた構造設計を実施
液状化対策:強固な地盤までコンクリート杭を打ち込み、建物を支持。さらに、液状化の可能性に備え、コンクリート杭に鋼管を巻き、耐震性を強化
○浸水対策(内水氾濫・河川氾濫)
津波対策:内閣府の津波浸水想定(2012/8/29発表)において、「地震動により堤防・水門がすべて破壊(堤防・水門なし)」したという最悪シナリオのケースにおいても、浸水しないとされる地域に立地
1階フロアレベル:大阪市ハザードマップで想定される浸水高より、フロアレベルを高く設定
防水堤:万が一の浸水に備え、1階の開口部(エントランスや搬入口)には、上端が1階フロアレベルよりも高い防水堤を設置
機器設置階:電気設備などの主要設備と、IT機器を設置するマシンルームは、2階より上層階に配置
【信頼性】
○電気設備
・特別高圧3系統スポットネットワーク受電
・UPS N+1冗長構成、蓄電池10分
・非常用発電機 N+1冗長構成、燃料備蓄量48時間分(給油の優先供給契約も締結予定)
・2kVA/ラック~8kVA/ラック(機器諸元)の標準電源容量
○空調設備
・空冷方式、床下吹き上げ方式
・N+1冗長構成
・ホットアイル/コールドアイル分離方式
○セキュリティ・防災設備
・ビルへの不正侵入検知センサー
・生体認証による入退管理、共連れ防止ゲート
・ITV(監視カメラ)、画像は1年間保存
・超高感度煙検知設備と窒素ガス自動消火による防火設備
○マシンルーム
・床荷重 1t/㎡
・フリーアクセス床下75㎝、床上3.5m以上(梁下2.8m)
【柔軟性】
○お客様の個別要件にお応えする高い柔軟性
・床荷重 2.2t/㎡の重量機器専用ヘビーデューティーゾーン
・8kVA/ラック超の高負荷機器受入可能なハイデンシティ対応エリア
・UPS N+2や2Nの冗長構成の対応も可能
・お客様ラック専用監視カメラの設置
※『心斎橋gDC-EX』および『心斎橋gDC』については以下URLをご参照下さい。
http://www.tis.jp/branding/shinsaibashi/index.html
TIS株式会社について
ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のIT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000 社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。
(詳細は http://www.tis.co.jp/ をご参照ください。)
ITホールディングスグループについて
ITホールディングスグループは、様々なお客様をITで支援するITエキスパート集団です。
進化し続ける企業グループとして、グループ各社の個性を活かし総合力で応えます。
本件に関するお問い合わせ先
◆報道関係からのお問い合わせ先
TIS株式会社 コーポレート本部 企画部 広報担当 浄土寺/伊藤
TEL:03-5337-4232 E-mail:info@tis.co.jp
◆『心斎橋gDC-EX』に関するお問い合わせ先
TIS株式会社 IT基盤サービス本部 データセンター統括部
『心斎橋gDC-EX』構築プロジェクト 西川/高橋
TEL:03-5337-4377 E-mail:dcinfo@ml.tis.co.jp
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