TIS、機能強化した中国国内向けPaaS/IaaS 型クラウドサービスの「飛翔雲」を提供開始～ 中国でのビジネス展開のスピード化・コスト削減をクラウドで支援 ～

2012年6月13日

報道関係各位

IT ホールディングスグループのTIS 株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：桑野 徹、以下TIS）は、中国現地法人である天津提愛斯海泰信息系統有限公司（本社：中華人民共和国天津市、総経理：丸井崇、以下 天津TIS 海泰）が中国国内で提供するPaaS/IaaS 型クラウドサービス「翔雲（シャンユン）」の機能を強化・バージョンアップし、「飛翔雲（フェイシャンユン）」として7 月より提供を開始することを発表します。

「翔雲」は、中国天津市でデータセンターを運営する天津TIS 海泰が2011 年2 月よりサービス提供している中国国内向けクラウドサービスです。継続的な経済成長を遂げる中国市場では、中国企業や日本企業を含む現地でビジネスを行う外資系企業ともにビジネス展開のスピード化・コスト削減の両側面を効率化するツールとして、クラウドサービスの活用が注目されています。「翔雲」もサービス開始後の1 年間で、中国国内の金融機関や外資系企業を中心に既に十数社での採用実績があります。

「翔雲」を機能強化・バージョンアップした「飛翔雲」には、新たに管理用ポータルサイト機能が追加され、ユーザビリティが大幅に向上しています。主な強化点は以下です。

・ ポータルサイトから仮想マシン新設が可能になり、利用までのリードタイムが短縮
・ リソース変更がいつでも可能になり、オンデマンド性が向上
・ 仮想マシンのバックアップ・リストアがポータル画面より操作可能になり、運用管理作業の自由度が向上

「飛翔雲」の管理ポータルサイト画面イメージ

「飛翔雲」の管理用ポータルサイト機能やインターフェースと、それを支えるシステムアーキテクチャは、TIS が日本国内で展開している企業向けPaaS/IaaS「TIS Enterprise Ondemand Service」の技術やノウハウを活用しています。日本の金融業、製造業など200 を超えるシステムで導入された実績のあるPaaS/IaaS のノウハウを、「飛翔雲」にも活用することで中国でも安定したサービスを提供します。

TIS と天津TIS 海泰では、利便性の向上した「飛翔雲」を、インターネットを活用した新規ビジネスの立ち上げや運用改善を検討している中国企業や、中国市場進出を進めたい日本企業を始めとした外資系企業をターゲットに、サービス展開と拡販を行い、2016 年までに、100 社への提供を目指します。

＜「飛翔雲」の概要＞
「飛翔雲」では用途に応じた３つプランを用意しており、ポータルからの申込後約1 時間(*)で新規サーバの利用が可能です。
(*初回契約時は10 営業日～)

・ Gold（ゴールド）プラン：月額2,900 元～（約 36,300 円～）
・ Silver（シルバー）プラン：月額1,800 元～（約22,500 円～）
・ Bronze（ブロンズ）プラン：月額800 元～（約10,000 円～）

各プランのサービス範囲

オプションメニュー

＜OS ライセンス提供＞
Windows OS 利用時に必要となるOS ライセンスを提供。

＜ネットワーク＞
・BGP インターネット接続：BGP インターネット回線ネットワーク(専有、共有)を提供。
・専用線：データセンター引き込みのキャリア回線を利用し、個別の要件に応じた回線を提供。
・ファイアウォール：飛翔雲環境にてご利用頂ける仮想ファイアウォールを提供。
・ロードバランサ：ソフトウェアロードバランサを提供。
・VPN：インターネットVPN 環境(Site to Site 方式もしくはVPN Client 方式)を提供。

＜監視サービス＞
障害を検知した場合、指定の宛先に連絡をする、ログ、URL 監視サービスを提供。

＜個別運用＞
お客様の個別要件に応じた運用サービスを提供。

「飛翔雲」についての詳細情報は以下のURL をご参照下さい
http://www.tis.jp/service_solution/feixiangyun/

＜今後の展開＞
TIS と天津TIS 海泰では、“IaaS/PaaS 層からSaaS 層へのサービス拡充”、“物理サーバとクラウド環境を組み合わせたハイブリッド型のインフラ構築、提供サービス”など中国市場のニーズに合わせた中国国内向けクラウドサービスの充実を図っていきます。
またTIS では、1 月に拠点を設立したシンガポールを中心としたASEAN市場でのクラウド事業の展開も計画しています。

TIS Enterprise Ondemand Service（PaaS／IaaS）について

TIS が日本で展開している『TIS Enterprise Ondemand Service』は、企業IT システムに向けたサーバ環境やネットワークサービス／運用機能を、オンデマンドで提供するサービス（PaaS／IaaS）です。すでに金融業、製造業など200 システム以上に導入されており、セキュアなお客様専用ネットワーク上に、必要なときにすぐにシステムリソースを追加・削減できる柔軟性を特長としています。

＜サービス全体像＞

※「TIS Enterprise Ondemand Service」の詳細情報はこちらのURL まで
　 ⇒ http://www.tis.jp/service_solution/cloud/

天津提愛斯海泰信息系統有限公司について

2008 年にTIS と天津市の投資会社である天津海泰控股集団有限公司の合弁会社として天津市に設立された、中国市場でIT アウトソーシング事業を展開する事業会社です。主な事業内容は、情報システム・ネットワークシステム及びそれに関する運営・保守・管理サービスの提供です。“『ジャパンクオリティ』を『チャイナスタンダード』で提供する”というコンセプトのもと、日本企業としてはいち早く自社構築のデータセンター『濱海高新IDC』を天津市に2010 年に開設しました。『濱海高新IDC』は、セキュアファシリティのグローバルスタンダードでは“Tier3”を上回るレベルで設計され、日々の運用手順書からデータセンターの要員教育までTIS のノウハウを反映しています。中国の金融機関、欧米系の製造業、日系の製造業のお客様など、幅広い国籍・業種の企業にサービスを提供しています。

http://www.tis-hitech.com （日本語、中国語対応）

TIS 株式会社について

IT ホールディングスグループのTIS はお客様のご要望にお応えするために、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整えており、様々な業界のお客様の事業の成長に常に貢献し続けるビジネスパートナーを目指しています。

IT ホールディングスグループについて

IT ホールディングスグループは、様々なお客様をIT で支援するIT エキスパート集団です。進化し続ける企業グループとして、グループ各社の個性を活かし総合力で応えます。

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