TIS、JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)における大規模基幹システムのオープン化を支援
~3,400万STEPのレガシー言語を短期間でJavaにモダナイズ~
2025年11月13日
TIS株式会社
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、JFEシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大木 哲夫、以下:JFEシステムズ)とともに、JFEスチール株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:広瀬 政之、以下:JFEスチール)の東日本製鉄所(京浜地区)における、大規模基幹システムのオープン化を支援したことを発表します。移行プロジェクトは、レガシー言語からJavaへのリライトを実現するTISの「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を活用し、2023年4月より開始、2025年8月に本番稼働しました。
TISの「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」は、圧倒的な変換率を誇るリライトツール「Xenlon~神龍 Migrator」を活用し、COBOL、PL/Iなどのレガシー言語からJavaへのリライトにより短期間かつ安全・確実にモダナイゼーションを実現するサービスです。
今回のJFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)基幹システム刷新では、3,400万STEPもの大規模システムを移行対象とし、レガシー言語をJavaへリライトすることで、29カ月という短期間でオープン化を完了しました。
東日本製鉄所(京浜地区)基幹システムリフレッシュイメージ
本プロジェクト「東日本製鉄所(京浜地区)基幹システムリフレッシュ」の背景
JFEスチールは、各製鉄所・製造所の基幹システム刷新を段階的に推進しており、仙台製造所、知多製造所、西日本製鉄所(倉敷地区)では、すでに最新のクラウド環境への移行・オープン化が完了しています。今回対象となった東日本製鉄所(京浜地区)基幹システムでは、メインフレーム上のPL/IやCOBOLなどで構築された旧アーキテクチャがDX推進上の課題となっていました。TISは、2022年10月に仙台製造所のオープン化をJFEスチール、JFEシステムズと共同で完遂した実績と、「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」の高い変換率が評価され、パートナーとして選定されました。
導入効果
導入は、TIS、JFEスチール、JFEシステムズの3社が協力して推進しました。主な導入効果は以下の通りです。
業務ロジックの継承と新環境への適応を両立
仙台製造所の3倍以上に及ぶ約3,400万ステップについて、既存の業務ロジックを継承しつつ、新しいアーキテクチャへ最適化。最新のクラウド環境へ移行しました。今回の東日本製鉄所(京浜地区)の刷新により、JFEスチールの全製鉄所・製造所の基幹システムの約7割がオープン環境へ移行しました。
3社で効率的にプロジェクトを推進し、短期間でオープン化を実現
仙台製造所での共同プロジェクト経験を生かし、3社で役割分担を明確化して効率的に推進。当初計画の33カ月から4カ月短縮し、29カ月で刷新を完了しました。
今後について
TISは本プロジェクトで得た経験・知見を最大限に活用し、DX推進を通じてJFEスチールの企業価値向上に貢献していきます。
また、TISの独自リライト技術と、JFEスチールが基幹システム刷新で培ったノウハウを組み合わせ、システム面・業務面の両面からレガシーシステムを持つ企業のモダナイゼーションを支援します。引き続きJFEスチールとの協業において、両社の知見・実績を基に脱レガシーを推進し、企業および社会の持続的発展に貢献します。
TISとJFEスチールによる、企業のモダナイゼーション推進に向けた協業については、以下をご参照ください。
https://www.tis.co.jp/news/2024/tis_news/20241126_1.html
「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」について
TIS独自のリライト技術「Xenlon~神龍 Migrator」を活用して、レガシーな言語(COBOL、PL/Iなど)からJavaへのリライトを実現しオープン環境へ移行することで技術的負債を解消できるサービスです。すでに多くの企業で採用され、企業のレガシーシステムを短期間で安全・確実にモダナイゼーションしています。
詳細は以下をご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/xenlon/
JFEスチール株式会社の会社概要
| 社名 | JFEスチール株式会社 |
|---|---|
| 本社 | 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 |
| 設立 | 2003年4月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 広瀬 政之 |
| 事業内容 | 鉄鋼事業 |
| URL | https://www.jfe-steel.co.jp/index.html |
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループの TIS は、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種 3,000 社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるための IT」を提供しています。50 年以上にわたり培ってきた業界知識や IT 構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創する IT サービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ 2 万人を超える社員が『IT で、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としたさまざまな社会課題の解決に向けて IT サービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係からのお問い合わせ先
TIS株式会社 企画本部 コーポレートコミュニケーション部 髙島/三輪
E-mail:pr@tis.co.jp
本事業に関するお問い合わせ先
TIS株式会社 産業公共事業本部 産業公共営業統括部 産業ビジネス営業部
E-mail:xenlon_migration@ml.tis.co.jp
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