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TIS、大阪府池田市で開催されるイベント「BOTAFES'21」のオンライン体験をXR技術でサポート
~ライブ、購買、ツアーの3つのバーチャル体験を実現~

2021年11月10日

TIS株式会社

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、大阪府池田市で2021年11月13日、14日に開催されるイベント「BOTAFES'21」において、シビックテック団体「Code for IKEDA」が運営する「BOTAFES ONLINE」に技術提供することを発表します。
「BOTAFES ONLINE」ではTISのXRサービス「XR Campus™ - イベント」、「XR Pay™」、東京大学稲見研究室の「T-Leap」の実証実験として、ライブ、購買、ツアーの3つのバーチャル体験を提供します。

TISでは2017年頃からXR技術に関する研究開発を開始し、これまでに建設現場で工事の作業手順をMR上で可視化する実証実験や、スポーツのファンイベントでのVR技術活用など様々な取り組みを行ってきました。
今回「Code for IKEDA」や「Code for Co-op」を中心としたBOTAFESオンラインプロジェクトで、ハイブリッド型地域イベント開催の実証実験を行うにあたり、TISの「XR Campus」や東京大学稲見研究室との共同研究成果に着目いただき、「BOTAFES ONLINE」での実証でご利用いただくことになりました。

XR Campus - イベント」は、イベント会場の複数個所でリアルタイムに撮影する360度動画をベースとしたバーチャル空間を作成し、参加者は会場内で行きたい場所を自由に見て回ったり、ライブを楽しむことが可能です。さらに商品売買の決済までをXR空間で行える「XR Pay」と組み合わせ、「XR Campus – イベント」のコミュニケーション機能を利用して出店者とリアルタイムに会話しながら買い物ができるライブコマースを実現します。
また、360度カメラの映像と音声をリアルタイムで配信する技術を使った「T-Leap」を現地ガイドが装着し、イベント会場や池田市の園芸店などを案内して、360度自由な視界で見ることができる新しいオンラインツアー体験を配信します。

BOTAFES OINLINEでTISが技術提供するプログラム

今回の「BOTAFES ONLINE」では、3つの体験を提供します。
① BOTAFES現地会場をアバターで散策(「XR Campus - イベント」)
会場に設置した360度カメラから配信されるリアルタイム映像の中を、アバターで歩き回ることができます。参加者それぞれがアバターで表示されることで、オンラインでもイベントのにぎわいを感じられます。ライブ、マーケットブースなどを、参加者それぞれの視点で、自由に見て回ることが可能です。

② マーケットブースでお話しながらお買い物体験(「XR Campus – イベント」「XR Pay」)
店内をアバターで歩き回ることができます。空間内で会話が可能なので、お店の人に商品について質問したり、リアクションをしながら、気に入ったものはその場で購入可能です。

マーケットブースでお話しながらお買い物体験(「XR Campus – イベント」「XR Pay」)

③ オンライン限定!360度スペシャルガイドツアー(「T-Leap」)
現地のガイドが、360度カメラを身につけて「BOTAFES'21」の見どころをご案内します。
参加者それぞれが360度の自由な視界とガイドとの会話を楽しめる、新しいオンラインツアー体験です。BOTAFES ONLINE限定の「プロ技に触れるボタニカル専門店ツアー」など、スペシャルツアーもご用意しています。

オンライン限定!360度スペシャルガイドツアー(「T-Leap」)

「BOTAFES'21」および「BOTAFES ONLINE」について

「BOTAFES'21」について

大阪府池田市細河地区で開催される植木の聖地、細河から生まれた植物由来(ボタニカル)のフェスティバルです。今年のテーマは、「自然とともに「おもしろくいきる」持続可能な未来の想造」。500年前から脈々と受け継がれてきた確かな技術と誇りに敬意を払いつつ、音楽・アート・ファッション・フード・デザインなど人々の衣食住を取り巻く様々なカルチャーとの共生・コラボレーションによって「植木」の新しい可能性を切り拓きます。

「BOTAFES ONLINE」について

BOTAFES ONLINEは、コロナ禍で人の集まるイベントが難しくなった今年、初の試みとして開催されるものです。地域に古くからある技術・ヒト・モノ・自然・文化・芸術を集結させた「BOTAFES’21」イベントに、XR技術を活用して、リアルとバーチャルを融合した新しいハイブリッド型地域イベント開催の実証実験を行います。スマホやパソコンからアバターを操作して会場を歩き回り、ライブや買い物を楽しんだり、現地スタッフと会話したり、まるで現地にいるようなバーチャル体験が可能です。池田市近隣在住の方はもちろん、日本全国どこからでも参加することができます。

開催概要

イベント 「BOTAFES'21」、「BOTAFES ONLINE」
会期 2021年11月13日(土) 10:00-20:00 、11月14日(日) 10:00-18:00
主催 BOTAFES実行委員会
後援 大阪府池田市、池田市教育委員会
会場 細河小学校跡地(大阪府池田市中川原町498)
阪急池田駅から阪急バス乗換え(西のりば〈4のりば〉)中川原バス停下車すぐ
URL https://botafes.jp/

※参加無料、小雨決行・荒天時中止

BOTAFES ONLINE参加方法

スマホアプリ及びブラウザーより参加体験が可能です。
詳細はホームページをご覧ください。https://botafes.jp/online

「XR Campus - イベント」について

XR Campus - イベント」は、XR技術を使って空間を創造し、コミュニケーションする場を提供するリモートコミュニケーションサービス群「XR Campus」シリーズの一つです。イベント会場の複数個所に設置した360度リアルタイムカメラで撮影・配信した空間をオンラインから自由に回遊し、オンラインの参加者同士や現地会場にいる人と相互にコミュニケーションできる、ハイブリッドイベントを開催することができます。
オンラインの参加者はアバターで表示されるため、現地の雰囲気とともに、オンライン上の他の参加者の存在も感じることが可能です。既存の多くのオンラインイベントでは、他の参加者が表示されないため、リアルのイベントで感じられる「賑わい」「興奮」を伝えることは困難でした。しかし、「XR Campus - イベント」では、アバターが空間内を行き交い、リアクションや音声でのコミュニケーションが共有されるため、イベントならではの活気や賑わいといった場の雰囲気を伝えることが可能です。
これにより即売会など、場の盛り上がりを感じながら買い物を楽しむイベントやライブなどを、リアルとオンラインのハイブリッド形式で開催することができます。

9月末に実施したTIS主催のイベントでは、展示会とライブで構成するオンラインイベント部分を、「XR Campus – イベント」のPoCとして実施し、延べ110名がアプリで参加しました。参加者のアンケートでは、90%以上の方から「非常に満足」「満足」の回答を得ることができました。また、個別回答では、「リアル展示会だと広い会場を行ったり来たりするだけで疲れるので、このアプリがあると行きたい場所も分かりやすく、利用しやすい」「ライブでは他のオーディエンスも見えたので、ほかの観客との一体感があって楽しかった」といった、空間や体験の共有を評価する回答をいただきました。
今後は、複数回のPoCを経て、2021年度内にトライアル版のリリースを予定しており、最大同時接続数の拡大など順次機能を強化し、将来的に大阪・関西万博での社会実証を目指します。

「XR Campus - イベント」について

「XR Pay」について

「XR Pay」はXR空間上に仮想店舗を構築し、商品売買の決済までをXR空間で行うサービスです。従来のVRショッピングでは、決済だけはWebサイト経由で実施していましたが、「XR Pay」のウォレットサービスを活用することで、XR空間内で完結することができます。
今回の「BOTAFES ONLINE」では、出店する店舗のうち一部の店舗で、ECサイトだけでなく「XR Pay」を使った決済機能を提供します。参加者は、「XR Pay」へ事前にクレジットカード情報を登録しておくことで、バーチャル空間から離脱することなくその場で決済まで完了することが可能です。
今回のPoCより得られる情報をもとにさらに機能拡充し、正式サービス化を目指します。

「XR Pay」について

「T-Leap」について

「T-Leap」は、TISと共同研究をしている東京大学稲見研究室が保有する360 度カメラを使用したウェアラブル型のテレプレゼンス※1システムです。映像と音声をリアルタイムで配信する技術により、遠隔のイベント参加者が、現地の会場にいる「T-Leap」のデバイスを装着した複数のガイドと同行しているかのような体験ができます。
TIS 戦略技術センターと東京大学稲見研究室は、TISのエッジコンピューティング研究との連携や5Gを活用した実証実験を実施し、大阪・関西万博、その先の社会実装を目指しています。

※1 テレプレゼンス
人間が実際に存在する場所以外の場所で、まるで彼らが存在しているように感じたり、存在しているように見せたり、効果をもたらしたりすることを可能にする一連の技術を指す。

参照(URL)
XR Campus – イベントhttps://www.tis.jp/service_solution/xr_campus/event/
XR Campus – イベント PoCの様子(動画):https://youtu.be/WrUbAsF5rTE
T-Leap: https://star.rcast.u-tokyo.ac.jp/t-leap/

今後について

「BOTAFES ONLINE」に参加していただいた方々にアンケートを実施し、その結果を「XR Campus - イベント」や「XR Pay」に反映して実用化を目指していきます。
TISは今後もXR技術を活用した新しいコミュニケーションの形を提案し社会実装していきます。また、XR技術を使った新しいサービス開発にも取り組んでいきます。

TIS株式会社について(http://www.tis.co.jp/

TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。

TISインテックグループについて

TISインテックグループはグループ社員約2万人が一体となって、強みを活かし、国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客様のビジネスを支えるITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして、未来の景色に鮮やかな彩りをつけていきます。

本件に関するお問合わせ先

報道関係からのお問合わせ先

TIS株式会社 企画本部 コーポレートコミュニケーション部 橋田/髙橋
TEL:03-5337-4232 E-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp

XR Campus - イベントに関するお問い合わせ先

TIS株式会社 テクノロジー&イノベーション本部
インキュベーションセンター 担当:加藤/梅谷
E-mail:xrcampus@tis.co.jp

XR Payに関するお問い合わせ先

TIS株式会社 金融事業本部 カード第2事業部 カードシステム第2営業部 担当:松下
E-mail:xr_payment@ml.tis.co.jp

T-Leapに関するお問い合わせ先

TIS株式会社 テクノロジー&イノベーション本部  戦略技術センター 担当:倉本/井出
E-mail:info-stc@ml.tis.co.jp

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

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更新日時:2024年4月1日 13時36分