TIS、タイの上場IT企業であるMFECを連結子会社化
～ ASEANトップクラスのIT企業連合体組成を目指す ～

2020年10月5日

TISインテックグループのTIS株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役会長兼社長：桑野 徹、以下：TIS）は、タイの上場企業でエンタープライズ向けITソリューション提供のリーディングプレイヤーであるMFEC Public Company Limited（以下：MFEC）の普通株式の一部を、タイ王国の証券取引法および現地法令に基づく公開買付け（以下：本公開買付け）により取得し、2020年10月5日より連結子会社化することを発表します。

MFEC Public Company Limitedの概要

TISインテックグループでは、中期経営計画（2018-2020）において、持続的な企業成長および企業価値向上を目指し、さまざまな施策を推進しています。海外事業戦略においては、「ASEANトップクラスのIT企業連合体」の組成を目指し、決済・銀行・ERPを重点事業領域と定めた上でチャネル（拠点・顧客基盤）とテクノロジー（技術）の2つの観点から有力企業との資本・業務提携などを通じた積極的な事業領域拡大を推進しています。

MFECは、タイ証券取引所に上場する、売上高130億円超のエンタープライズ向けITソリューション提供のリーディングプレイヤーです。TISは、ASEANの重要国であるタイにおけるMFECの高いプレゼンス、セキュリティ分野を始めとするソリューション提供における高いサービスクオリティと政府や金融など幅広くバランスの良い顧客基盤を高く評価し、2014年4月に資本・業務提携契約を締結しました。

以降、TISとMFECは約6年間でソリューション連携、日系企業向け事業拡大などの事業シナジーの創出、人材交流、月次のトップミーティングなどを通じてお互いの国の文化、慣習や社風に対する理解を深め、互いを尊重しあうことで信頼関係を形成してきました。最終的に経営理念、ビジョンに対しての強い共感を持ち、共に成長できるパートナーとして互いを認めることが出来たことから、連結子会社化に向けた本公開買付けを実施し、市場の賛同を得ることができました。

今回のMFECの連結子会社化により、TISインテックグループとしてはタイローカルマーケットにおける強力な顧客基盤と高いサービス提供力、ブランド、リソースなどを獲得します。今後TISはMFECと共に、これまで拡充してきた先端技術を保有する世界各国の有力パートナーとのビジネスコラボレーションの創出により、事業構造転換およびイノベーションを加速させ、「ASEANトップクラスのIT企業連合体」の組成を目指していきます。

今回のグループインに関してMFEC　CEOのSiriwat Vongjarukorn氏は以下のように述べています。
「日本の大手ITサービスプロバイダーグループの一員になることを誇りに思っています。MFECのダイナミックでモダンな組織文化と、TISの強みである財務基盤と技術力が融合することで、新たなビジネスチャンスが生まれると考えています。また、ビジョン実現に向けた活動を加速させることにより、顧客、従業員、株主、パートナーなどあらゆるステークホルダーの成長と持続可能性を生み出すことができると確信しています」

TIS株式会社について（https://www.tis.co.jp/）

TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。

TISインテックグループについて

TISインテックグループはグループ社員約2万人が一体となって、強みを活かし、国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客様のビジネスを支えるITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして、未来の景色に鮮やかな彩りをつけていきます。

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