TIS、住民IDと連携する決済プラットフォームの実証研究を会津若松市の総合病院で実施
~ ID決済で住民のキャッシュレス・ワンストップサービス実現を目指す ~

2019年11月26日

TIS株式会社

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下:TIS)は、アクセンチュア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:江川 昌史、以下:アクセンチュア)などと共同で、自治体などで発行・管理する住民IDを起点に様々な決済が可能となる決済プラットーフォームの実現に向けた実証研究を、福島県会津若松市の一般財団法人竹田健康財団竹田綜合病院(以下、竹田綜合病院)にて、2020年1月より約1ヵ月間実施することを発表します。

本実証研究で活用するTISが構築する「ID決済プラットフォーム」は、将来的には住民IDと多種多様な決済手段を関連付けて、医療費などの支払いに対する手当て支給や地域店舗利用に対するキャッシュバックを行うなど、様々なデータ利活用が可能な基盤としてサービス展開を目指すものです。
本実証研究では、「会津若松+(プラス)」※1にログインすることで、竹田綜合病院の利用者自身があらかじめ登録した決済手段で決済がおこなえるウォレット機能のスマートフォンアプリを使ったID決済を運用します。

※1:会津若松市のリーダーシップのもと、アクセンチュアが開発を支援し、2015年より運用されている市民向けコミュニケーションポータル

実証研究のシステム構成のイメージ

実証研究のシステム構成のイメージ

なお、本実証研究は、内閣府が実施し国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)が管理法人を務める「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術/スマートシティ実証研究」で「利用者へのデリバリーを意識した都市OSの開発及び実証研究」として採択され、実証研究成果はスマートシティ分野のアーキテクチャ構築に反映します。

住民IDを起点に決済が可能な「ID決済プラットフォーム」を活用することで、「支払いに関する行政手続きをワンストップでできる」「複数の決済手段を利用者が一元的に管理したり使い分けできる」などのサービスの実現を目指します。また、「ID決済プラットフォーム」と交通や流通などの各種サービスが接続することで、これらのシーンでも住民IDの提示のみで決済が行え、データの利活用によるサービスの高度化が期待できます。

本実証研究は、スマートシティ実現を通して社会課題解決に取り組むTIS施策の一環であり、会津若松市でスマートシティ化に取り組むアクセンチュアと協力して進めていきます。また、「ID決済プラットフォーム」では、共通化された都市基本機能を集積した「都市OS※2」との将来的な連動も想定しています。
TISでは、本実証研究で検証した技術面、制度面の方式やガイドラインを元に改善していき、今後は他の地域での提供や多様なサービスとの接続を目指します。

※2:「都市OS」とは、Society5.0(スマートシティ)に共通するシステム・アーキテクチャとして設計された、データ連携基盤や認証・決済・センサーなど各種サービスの共通機能を備え、横展開が可能なシステム基盤
(内閣府「スーパーシティ」構想の実現に向けた有識者懇談会資料より要約)

実証研究の概要

実施期間 2020年1月6日(月)~1月31日(金)
対象施設 一般財団法人竹田健康財団 竹田綜合病院
概要 竹田綜合病院の協力のもと、診療費の支払いをキャッシュレスで行い、その決済情報を利用者の地域ポータルである「会津若松プラス」のデータ基盤に還元します。「会津若松プラス」のログインIDに関連付けされる決済手段には、QRコード決済の「Origami」を使用します。決済事業者専用のアプリを必要としない「Origami Network」※3を使用してTISのスマートフォン用のウォレットアプリ上で、住民IDの認証から決済完了までをシームレスに実現します。
また、TISのデジタル決済ソリューション「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)」の加盟店向けQR決済ゲートウェイサービスを使用し、多種多様なQR決済を一元的に管理、運用できる環境も提供します。本実証実験を通じて、情報セキュリティやデータ利活用、他サービスとの連携に必要なガイドライン等の策定もおこないます。

 実証研究の目的と検証ポイント

  1.  ID決済の技術的検証(セキュアでユーザビリティの高い仕組みの実現性を検証)
  2.  データ利活用の技術検証(IDや決済情報の保護、関連サービス連携に関する技術検証)
  3.  データ利活用の制度検証(オプトインやデータ保護に関する制度の整理と提言)
  4.  都市OS、他サービスとの接続容易性検証(都市OSや他サービスと接続可能な方式の検討)

※3:「Origami Network」を採用する企業は、自社のアプリ等にスマホ決済機能を迅速・低コスト・安全に組み込み、顧客接点をデジタル化して、顧客との直接的なつながりを深めることができます。詳細は以下、URLをご参照下さい
https://origami.com/network/

背景

市民生活のさまざまなシーンで行われる決済は、適切なデータ利活用ルールのもと、その決済情報を利用するサービスと連動することで、新たな価値を提供することがSociety5.0時代では期待されています。
一方で、近年のQR決済など決済手段の多様化は、利用者と店舗側に決済サービス選択や維持管理の心理的、金銭的コストを増大させ、決済データが各事業者に分散する事態を招いています。本来は利活用価値の高い決済データが分散することで、地域や市民にメリットのあるデータ利活用が難しくなっているという課題がありました。
そこでTISでは、住民IDを用いた「ID決済プラットフォーム」を提供し、支払い時の利便性向上と、他の住民サービスとの連動によるシームレス(ワンストップ、ワンスオンリー)な地域社会の実現を目指します。
また、プラットフォームとして交通や医療、デジタルガバメントなど決済を伴う多様なサービスと連携することで、住民サービスの充実を図りたい自治体へ導入しやすくし、より便利な新サービスを創出していきます。

「ID決済プラットフォーム」について

TISが提供を目指す「ID決済プラットフォーム」は、地域住民が固有に持つ住民IDと多様な決済事業者のIDを関連付けて、住民IDの認証だけで様々な店舗でのキャッシュレス支払いを可能にするプラットフォームです。住民IDでの決済を行うウォレット機能を持つスマートフォンアプリをはじめ、将来的には決済を必要とするさまざまなサービスと接続することで、各サービスでのID決済が可能となります。また、決済事業者や店舗それぞれに分散していた決済データを一元管理することで、利用者本人が決済情報を活用してさまざまなサービスをより便利に利用できるようになります。個人情報を除いた購買情報はマーケティングや市民サービスの向上など、地域のための二次活用が可能なプラットフォームとしても活用が可能です。
PAYCIERGE」の詳細は以下URLをご参照下さい。
https://www.tis.jp/service_solution/paycierge/

TIS株式会社について

TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。https://www.tis.co.jp/

TISインテックグループについて

TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

本件に関するお問合わせ先

報道関係からのお問い合わせ先

TIS株式会社 企画本部 コーポレートコミュニケーション部 浄土寺/橋田
TEL:03-5337-4232 E-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp

本件に関するお問い合わせ先

TIS株式会社 サービス事業統括本部 
デジタルトランスフォーメーション営業企画ユニット PAYCIERGE総合窓口 
E-mail:paycierge@ml.tis.co.jp

 

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

更新日時:2019年11月26日 15時0分

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