TIS、会津若松のICTオフィス「AiCT」に拠点開設
~キャッシュレス、ロボティクス、ヘルスケア分野の新たなソリューション創出を目指す~
2019年4月10日
TIS株式会社
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下 TIS)は、スマートシティの取り組みで先端を走る福島県会津若松市のICTオフィス「AiCT(アイクト)」内にプロジェクトルームとして拠点を開設することを発表します。
TISはAiCTを拠点に、注力するキャッシュレス、ロボティクス、ヘルスケアの3分野での新たなソリューションの創出と社会課題の解決を目指します。
「AiCT」の鳥瞰パース(オフィス棟・交流棟)
拠点開設の背景
会津若松市は、東日本大震災を契機に情報通信技術や環境技術などを活用し、持続可能な災害に強い豊かなまちを創る「スマートシティ会津若松※1」を掲げ、安心して快適に生活できるまちづくりに取り組んでいます。さらに、国の成長戦略に基づく「地域活性化モデルケース」事業の採択を受け、ICTの活用や地域イノベーションの展開による地域産業の成長促進、これに伴う人材育成や実証フィールドの整備など、精力的に活動しています。
「AiCT」は、その施策の一環として首都圏などのICT関連企業に働きやすい魅力的なオフィス環境を提供することを目的に整備された施設です。
TISは、ICT産業の集積地である会津若松市で、最先端の国家プロジェクトへの参加や、会津大学などとの実証実験を通して、新たな価値創造に向けた活動に積極的に取り組んでいきます。
※1:「スマートシティ会津若松」とは、ICT(情報通信技術)や環境技術などを、健康や福祉、教育、交通、環境といった私たちの生活を取り巻く様々な分野で活用し、将来に向けて持続力と回復力のある力強い地域社会と、安心して快適に暮らすことのできるまちづくりを進めていくものであり、これらの多様な取組の総称を指します。
今後の予定
TISは「AiCT」を拠点に、参画する一般社団法人オープンガバメント・コンソーシアム(OGC)※2 などと連携しながら、以下の実証実験を行う予定です。
1)キャッシュレス分野
地域一体となった新たなキャッシュレスネットワークを構築し、物販と交通や医療など市民生活に伴う多様な決済のキャッシュレス化を推進していきます。地域住民の利便性向上を図ると共に、地域のマーケティング強化から得られる地域経済の活性化や、将来的な消費ビッグデータの活用で安全で快適な地域社会の実現を目指します。
2)AI・ロボティクス分野
福島県の「福島イノベーション・コースト構想/南相馬ロボット振興ビジョン※3」の実現に向け、複数のサービスロボットを統合的に管理・連携させるTISのプラットフォーム「RoboticBase(ロボティック・ベース)」の提供など、AI・ロボティクスサービスの実証実験と事業化を目指します。
3)ヘルスケア分野
地域の医療関連機関の保有する情報をベースに、一般生活で得られるバイタル情報を紐づけ・一元化することで、より高い洞察が得られる情報の整備と、各医療機関へのフィードバック提供を目指します。また、企業の商品/サービス開発およびプロモーションの支援を実施するビジネスも目指します。
※2:シチズンセントリックな視点とオープンなクラウド技術により世界最高レベルの電子政府および電子自治体を実現するため、政府機関への提言とその実現にむけた活動を行う一般社団法人。政府施策を支援、促進するために専門家から構成される分科会、ワーキンググループを立ち上げて活動を行っています。https://ogc.or.jp/aboutogc
※3:福島イノベーション・コースト構想:http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/list275-1006.html
南相馬ロボット振興ビジョン:https://www.city.minamisoma.lg.jp/portal/admin/machidukuri_sengen/2/7751.html
室井照平会津若松市長のコメント
「このたびのTISの本市への拠点開設を心より歓迎申し上げます。ICTオフィス環境整備事業は、地方創生を目的として策定した「会津若松市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に位置付けた事業であり、ICT専門大学である公立会津大学の立地を活かし、首都圏などからICT関連企業の集積を促進することにより、新たな人の流れと雇用の場の創出、若年層の地元定着による地域活力の維持発展を目指すものです。本オフィスのエリア総称であります「スマートシティAiCT(アイクト)」の「A」にはAIZU、AI、Advance(前進)の意味合いが込められており、市といたしましても、入居企業の皆さまと会津大学、地元企業との産学官連携の推進により、新たな価値の創造に努め、未来に向けて本市を前進させてまいりたいと考えております。
入居されますTISはじめ企業の皆さま方との地方モデルの実証、実装事業をはじめ、産学官や地域企業との連携による新ビジネスの展開、人的交流が盛んになりますことを大いに期待しています」
TIS株式会社について
TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係からのお問い合わせ先
TIS株式会社 企画本部 コーポレートコミュニケーション部 浄土寺/橋田
TEL:03-5337-4232 E-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp
本件に関するお問い合わせ先
TIS株式会社 サービス事業統括本部 サービスクリエイションコミッティ
TEL:03-5337-4308 E-mail:service-biz@ml.tis.co.jp
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。