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TISが住宅金融支援機構の大規模レガシーシステムのオープン化を支援
~ 全国約600の金融機関を結ぶ大規模なCOBOLアプリケーションのJava移行をリライトツールを活用して実現 ~

2018年7月6日

TIS株式会社

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下 TIS)は、独立行政法人住宅金融支援機構(本店:東京都文京区、理事長:加藤利男、以下 JHF)の全国約600の金融機関がネットワーク接続しているCOBOLで構築された大規模なメインフレームの「総合オンラインシステム」を、TIS独自のリライトツール「Xenlon~神龍 Migrator C2J」を活用して、COBOLからJavaへのリライトを実現し、オープン環境へ移行したことを発表します。

「総合オンラインシステム」は、住宅ローン審査から融資、返済までのJHFによる住宅ローン業務の一連の流れを管理し、全国約600の金融機関がネットワークで接続している大規模な基幹システムです。従来のメインフレーム環境は、約10メガステップのCOBOLプログラムと、約20,000本のジョブ制御言語、約500テーブルのデータベース(DB)などで構成、運用されていました。

オープン環境への移行プロジェクトでは、メインフレーム機器のサポート終了期限への対応とシステムの柔軟性向上を目的に、COBOLからJavaへの移行をリライト手法で実施しました。2018年1月にオープン環境へ移行した本システムは安定稼働し、日々の業務を支えています。

オープン環境への移行を実現したJHFでは、「総合オンラインシステム」を今後の制度改定やサービス向上などに柔軟に対応できるシステムへと改善・拡張する準備を進めています。

システムイメージ

システムイメージ

TISは、本プロジェクトにおいて、移行システムの現状分析による移行資産のスリム化、大規模なCOBOLアプリケーションをJavaに一括変換するリライトツール「Xenlon~神龍 Migrator C2J」を活用したアプリケーションの移行、新旧比較テストによる確実な品質の担保、オープン環境への移行作業など、全工程を担当しました。

リライトを選択した理由

JHFの「総合オンラインシステム」で利用していたメインフレームは、2000年の稼働開始以降、メンテナンスを繰り返し実施してきたことでアプリケーションは肥大化、複雑化していました。また、2018年3月にはメインフレームがサポート終了となる状況にありました。
政策実施機関であるJHFは住宅政策を踏まえた制度改定などに迅速に対応することが求められ、基幹システムである同システムの柔軟性向上が主要課題となっていました。

このような状況下、JHFでは1年以上の検討期間を経て、将来直面するCOBOL技術者の減少に備えてシステムの柔軟性向上を実現すると同時に、サポート終了期限までの限られた期間で確実に対応するという考えから、COBOLからJavaへのストレートコンバージョンの実施を決断しました。
2014年9月、総合評価方式の入札の結果、本プロジェクトの担当を、独自のリライトツールを保有しリライト手法を提案したTISに決定しました。

TISは、以下の点を実現し、本プロジェクトを完遂しました。

  • TISの高品質なリライトツール「Xenlon~神龍 Migrator C2J」の活用
  • POC(概念実証)によるプロジェクト全体の課題の見える化と工期延長となる要素の事前排除
  • 各テスト工程での品質の積上げと本番稼動トランザクションを活用した品質実証

「Xenlon~神龍 Migrator C2J」について

「Xenlon~神龍 Migrator C2J」は、メインフレームからオープン環境への移行を支援するサービスである「Xenlon~神龍 マイグレーションサービス」を構成するTIS独自のリライトツールです。高い再現性で業務ロジックのほぼ100%の自動変換を可能にします。
Xenlon~神龍 マイグレーションサービス」の詳細は、以下URLをご参照下さい。
https://www.tis.jp/service_solution/xenlon_migration/

住宅金融支援機構について

民間金融機関と提携した全期間固定金利の住宅ローン【フラット35】の提供、東日本大震災・熊本地震等で被災された方の住宅再建の支援などを行っている日本の住宅金融行政の一翼を担う政府系金融機関です。詳細は以下をご参照ください。https://www.jhf.go.jp/

TIS株式会社について

TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/

TISインテックグループについて

TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

本件に関するお問合わせ先

報道関係からのお問い合わせ先

TIS株式会社 企画本部 コーポレートコミュニケーション部 浄土寺/橋田
TEL:03-5337-4232 E-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp

本件に関するお問い合わせ先

TIS株式会社 モダナイゼーションビジネス事業部
TEL:03-6261-2931 E-mail:xenlon_migration@ml.tis.co.jp

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更新日時:2024年4月1日 13時50分