プロジェクトストーリー
Project Story
エネルギー × TIS
世の中に「安心」を提供する停電情報システム。
成功の鍵は、提案から完遂までの一貫した品質の高さ
社会インフラそのものである電力。災害などで電力の供給が止まってしまった時、いかに迅速かつ正確な停電情報を発信できるかが、人々の「安心」につながっています。電力会社の停電情報システムの大規模改修という高度な業務知識や複雑なシステム要件が求められるプロジェクトに、TISのメンバーたちがどのように挑んだのか紹介します。
PROJECT MEMBER
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産業公共事業本部 エネルギー社会基盤事業部
エネルギービジネス第3部T.O 2002年入社
生命保険システムのプロジェクトに参加し、システムエンジニアやプロジェクトリーダーを経験。2010年より電力会社に向けたプロジェクトに従事し、現在はプロジェクトマネージャーとして電力システムに携わる。
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産業公共事業本部 エネルギー社会基盤事業部
エネルギービジネス第3部N.N 2005年入社
2001年に同業他社のSIerに入社し、システムエンジニアやプロジェクトリーダーとして勤務。2005年にTISに転職し、製薬メーカーや電力会社のシステム保守プロジェクトに携わる。産休・育休を取得後、2021年4月より現在の停電情報システムの開発プロジェクトに参画。
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産業公共事業本部 エネルギー社会基盤事業部
エネルギービジネス第3部Y.F 2019年入社
新卒でTISに入社後、システムエンジニアとして電力会社のシステムの保守開発や新規開発に従事。2022年より現在の停電情報システムの新規開発に携わり、作業担当者としてシステムの開発やテストに従事している。
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産業公共事業本部 エネルギー社会基盤事業部
エネルギー社会基盤企画営業部R.N 2019年入社
新卒でTISに入社。以来、電力会社の営業担当として従事している。入社3年目にして停電情報システムの大規模改修プロジェクトの提案を担当。システム部門と連携して提案書作成に取り組み、受注に至る。
PROJECT STRUCTURE
Story
営業部門とシステム部門の連携により、
独自の価値をお客さまに提供
産業公共事業本部 エネルギー社会基盤事業部
エネルギービジネス第3部
T.O 2002年入社
大手電力会社の停電情報システムの大規模改修プロジェクトにおいて、私はプロジェクトマネージャーとして提案フェーズから携わりました。お客さまからのRFP提示に対してTISは提案を行ったのですが、その際に重視したのはお客さまの真の要望を汲み取り、TIS独自の価値を提案内容に織り込むことでした。
具体的には、停電領域の専門知識を持った有識者による業務理解を軸にスマートな開発体制を構築できる点や、問題を早い段階で察知する「プロジェクト健康診断」のインパクトが大きく、品質に対する取り組みをお客さまから高く評価されました。その他、責任を持って最後までプロジェクトを実行できる「完遂力」や、経営課題からシステムの意義にまで落とし込まれた提案書の品質の高さなども受注に至った大きな要因でした。
今回の事例に限りませんが、プロジェクトにおいて最も重要な要素は人です。営業部門とシステム部門が一体になって協業したからこそTISを選んでいただき、プロジェクト開始後もトラブルなくリリースまで推進することができました。スマートな運営と高品質を維持し続けることにより、お客さまから高い信頼を獲得することができました。
電力会社として停電はできれば起こってほしくない事象ではあります。しかしそれでも災害などで停電が起きてしまった場合に、お客さまの不安を最小限に抑えるため必要なものは迅速かつ正確な情報の共有です。私たちが停電システムによって世の中に提供しているのは、「安心」という形のないものだと考えています。
Story
育休明けにプロジェクトに参画。
育児と両立しながら仕様統括として活躍
産業公共事業本部 エネルギー社会基盤事業部
エネルギービジネス第3部
N.N 2005年入社
産休・育休からの復帰後、まず参加したのが停電情報システムの開発プロジェクトでした。私は要件定義からプロジェクトに参加し、停電領域の専門知識を持った有識者と協業しながら業務を遂行しました。一定の業務知識を引き継いだ現在は、仕様統括という立場でプロジェクトに携わっています。
しかし、参加当初は停電に関する知識を持っておらず、まったく理解できない専門用語が飛び交う中で、まずは知識を身につけて用語と事象を紐付けるところからスタートする必要がありました。さらに、停電データをHPに表示する際のロジックも特殊で、お客さまの要望をシステムに落とし込むことには非常に苦労しました。
それでも、お客さまと直接会話をしながらシステムを作っていけるのはこのプロジェクトの大きなやりがいで、リリース時には感謝の言葉をいただくことができました。特に今回の停電システムは一般の方々の不安を解消するための重要な存在であり、社会にダイレクトに貢献できている実感があります。
また、TIS社内に目を向けると、育休明けでありながら私の希望を聞いてくれて、社内的にも重要なプロジェクトにアサインしてくれたこと。そして子どもの保育園の送り迎えという時間的な制約がある中でも一切嫌な顔をせずに協力してくれた周囲のメンバーにも感謝しています。私は前職も同業のSIerでしたが、「女性だから」という理由で正当な評価がされないこともありました。その点、TISは男女関係なく正当に評価してくれて、育児をしながらでも希望のキャリアを積んでいくことが可能です。
Story
お客さまと直接関わる経験を積みたい。
意欲を示すと、チャンスを与えてくれた
産業公共事業本部 エネルギー社会基盤事業部
エネルギービジネス第3部
Y.F 2019年入社
入社以来、電力会社向けのシステム開発に携わってきましたが、「お客さまと直接接する経験が積みたい」と自ら希望し、停電情報システムの開発プロジェクトに詳細設計フェーズから参加させてもらいました。プロジェクト参加後は、新たに追加する画面の仕様を検討するメインの担当者として、お客さまとの週次の打ち合わせに参加しました。
今回のプロジェクトに参加するまで、私はお客さまの前で話す経験が少なく、お客さまと一緒に仕様を検討する機会もありませんでした。必ずしもシステムの知識があるわけではないお客さまに対して説明することの難しさと醍醐味を実感する一方、停電という専門知識と複雑なシステムの仕様を理解する必要もあり、困難なタスクを完遂していく達成感も得られました。
私のアサインが証明している通り、個人の「やりたい」という声に耳を傾け、実現できるよう真剣に考えてくれるのはTISの魅力です。「女性だから」「若いから」と性別や年齢で特別視されることもなく、個人としてどうなっていきたいかを尊重してくれます。
特に今回のアサインは、単なる人材不足ではなく、新たな画面を作るという重要なミッションで、とてもやりがいを感じられるものでした。また、アサイン後も周囲のメンバーは惜しみなくフォローしてくれて、お客さま向けの説明資料を作成する時などにも相談に乗ってくれる人ばかりでした。
このプロジェクトを通じて、チームやプロジェクトのリーダーを担えるようなスキルを身につけ、プロジェクトに必要不可欠な存在になりたいと考えています。
Story
入社3年目で大規模提案プロジェクトを担当。
TISの真価をお客さまに伝えられるか
産業公共事業本部 エネルギー社会基盤事業部
エネルギー社会基盤企画営業部
R.N 2019年入社
私はエネルギー関連の企業に対してシステム構築の支援を行う部署に所属し、営業として電力会社のお客さまを担当しています。停電情報システムの大規模な改修であり、過去の開発は他社が担当しているという厳しい状況でありながら、TISはお客さまのRFPに対して提案を実施しました。
当時、私は入社3年目。若手が担当することは珍しい大規模な提案プロジェクトながらも担当させてもらいました。提案において重要だった点は、お客さまが求めているものをいかに正確に見極められるか。停電分野の有識者に話を聞いたり、お客さまの懐に入り込んで細かくヒアリングしたりと、一つひとつは当たり前のことながら精度の高い情報を提案書に落とし込んでいきました。
提案書については営業部門とシステム部門で連携を取り合い、前半はお客さまの経営課題からプロジェクトの意義、TISの提案価値といった内容を記載し、後半についてはシステム側が担当。特にお客さまが気にされていた「納期必達の完遂力」を伝えられるかどうかは重要なポイントでした。
毎日のように上長やシステム部門と打ち合わせを重ね、提案書の品質を高めていった結果、無事に受注に至り、お客さまからも「TISの提案書が最も完成度が高かった」とフィードバックをいただきました。受注できたことはもちろん、私たちが伝えたかったことがしっかりと伝わったことは嬉しかったですね。
今回のプロジェクトに限らず、TISのお客さまは日本を代表するような企業が多く、私たちも間接的に社会インフラを支えていると言えます。停電情報を迅速に共有する今回のシステムも、まさに世の中を支える仕組みであり、今後も社会に貢献できるような仕事を続けていきたいです。
※所属、職名等は、インタビュー当時のものです。