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最先端の決済ソリューションで、
高度な専門性と豊富な経験を持つ人材たちが
社会の抱える課題を解決していく。

キャッシュレス社会の到来を受けて、TISがいま強力に展開しているデジタル決済プラットフォーム「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)」。この事業を牽引する3名のリーダーが、今後PAYCIERGEをどのように進化させていきたいのか、そして決済ソリューションを通して社会にどんな価値をもたらしていきたいのか、それぞれの想いを語ります。

音喜多 功

音喜多 功Otokita Isao

執行役員
DX営業企画ユニット ジェネラルマネージャー

公共・金融・産業分野のSI案件に広く携わり、事業の起ち上げや外部の企業とのアライアンスなども経験。現在はユニットを率いる責任者として、PAYCIERGEの事業戦略の立案と実行を指揮している。

舘 康二

舘 康二Tachi Koji

エグゼクティブフェロー
DX営業企画ユニット

事業会社からの転職。金融領域での新規事業開発に携わり、PAYCIERGEの事業起ち上げを推進。現在は、世の中の動向を踏まえて新たなサービスの企画提案を担うコンサルタントのリーダーを務める。

中村 健

中村 健Nakamura Ken

DX営業企画ユニット 副ジェネラルマネージャー

ITインフラ領域のPMを務めた後、新規事業企画や海外事業展開などを経験し、その後は経営企画に従事。経営企画部門で全社の経営戦略策定に携わり、現在は事業サイドにてPAYCIERGEの戦略立案などを担当。

これからの社会は決済が重要になる。
そんな信念のもとPAYCIERGEを開発。

音喜多昨今、デジタル化によるキャッシュレス社会が急速に進展していますが、TISは10年ほど前からこの状況を予測し、リテール決済ソリューションをSIではなくSaaS型で提供する事業を起ち上げて推進してきました。このサービスを、ペイメントに関することなら何でも応えられるコンシェルジュになぞらえて「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)」と銘打ち、さまざまな決済ソリューションを提供できるプラットフォームを構築。いまではTISの主力事業のひとつに成長しています。私が率いるDX営業企画ユニットでは、このPAYCIERGE上での新規事業の企画開発に取り組んでいます。

私は10年前からこの事業の起ち上げに関わりました。当時はまだ世の中でペイメントという言葉も一般的ではなく、あまり注目されていませんでした。しかし、すでにフィンテックが台頭しつつあり、今後は決済のあり方が変わっていくと考え、我々はこの領域にフォーカスすることを決断したのです。

中村もともとTISはクレジットカード会社のシステム開発に実績があり、決済領域に精通した高度人材を多数抱えていました。私もPAYCIERGEの事業開発に携わりましたが、この強みを活かしてキャッシュレス化という時代の波をとらえれば、必ず新しい価値を提供できるはずだという確信がありましたね。

当時、事業の起ち上げにあたってマーケットを草の根レベルでリサーチしたのですが、クレジットカード会社などの金融機関だけではなく、通信事業者やEC事業者もリテール決済のニーズを秘めていることを突きとめ、『このソリューションは全業界がターゲットになる』と大きな可能性を感じました。ペイメントは今後の社会にとって重要なテーマになると考え、全社を挙げて取り組むべきだと経営層に訴えて事業がスタートしました。

音喜多その頃は決済ソリューションに関してまだ社内で懐疑的な見方もありましたが、舘や中村らが信念を持って挑んだことで、現在の事業基盤が出来上がった。TISは、現場から「やってみたい」という声を上げればチャンスを与えてくれる会社であり、こうしたカルチャーもPAYCIERGEが成功した要因のひとつ。SIモデルから脱し、自らのサービスで付加価値を提供して新たなマーケットを開拓していく。これまでにないチャレンジで非常にエキサイティングです。

たとえば「TOYOTA Wallet」。
我々だからこそお客様の期待に応えられた。

中村現在PAYCIERGEは、従来からTISが強みを持つクレジットカードはもちろん、デビッドカードやプリペイドカードによる決済システムの提供でも実績を重ね、国内で大きなシェアを獲得しています。この収益基盤の上で、デジタルウォレットなどの新たなソリューションも果敢に展開しています。こちらもすでに実績が上がっており、トヨタファイナンシャルサービスが提供するキャッシュレス決済アプリの「TOYOTA Wallet」や、三菱UFJ銀行の「MUFG Wallet」のシステムもTISがトータルに担当。また直近では、ソニーのスマートウォッチに搭載されている、電子マネーでの非接触決済機能も私たちが手がけています。こうした高度な決済システムをすべて開発できる力を持つ企業は、日本ではTISぐらいしか見当たらないと思いますね。

私はリードコンサルタントとして「TOYOTA Wallet」の案件を担いましたが、TISがパートナーとして選ばれたのは、その技術力はもとより、お客様が実現したいことをサービスとしてまとめ上げられる力を認められてのこと。ペイメントサービスというのは他のシステムとの連携が必要であり、独自のサービスとして提供するためには、既存のシステム基盤にペイメント機能をうまく組み込まなければなりません。特に大企業であればあるほど、トータルにインテグレートする難度が高くなる。それは、長年SIやプロジェクトマネジメントを究めてきたTISだからこそ果たせること。前例のない意欲的な提案をしても、TISはそれを形にできる優秀な技術人材が後ろに控えているので、コンサルタントとして力の振るいがいがあります。

音喜多それに加え、我々はクレジットカード会社をはじめとする金融業界のお客様と何十年に渡って密におつきあいしており、決済業務について深く理解しています。サービス実現にあたって直面する課題も容易に想定できる。単に先進的な技術を提案するのではなく、リアルな課題を踏まえた上で実効的なソリューションを提案できることが我々の強みだと思います。

昨今世の中ではデジタル化が急速に進み、社会に大きなインパクトを与えようとしていますが、デジタルというのは物事の本質を明らかにして課題を解決できる技術だと思っています。決済ソリューションにおいても、プロセスをデジタル化することで、いままで当たり前だと思っていたことが、実は不要なものだったと気づかされることも。本質的にどうあるべきかというレベルで議論しなければ、本当に解決しなければならない課題には応えられない。TISはそれができる環境であり、『こうあるべきだ』という信念を持って提案していることがお客様に刺さるのだと思いますね。

スーパーシティ構想にも参画。
我々のソリューションで日本再生に貢献したい。

我々が提供する決済ソリューションは、単独で成立するものではありません。目的を達成するための手段でしかない。システムでいえばOSであり、この上に載せるアプリケーションが重要になってきます。たとえば“決済×ヘルスケア”や“決済×モビリティ”など、掛け算でビジネスを創っていく必要がある。いまやエンドユーザーのニーズは細分化しており、今後はどんなニーズにも応えられるような体制にしたいと考えています。PAYCIERGEというOSにAPIを設け、何か新しいサービスが企画された時、この上ですぐに実現できる状態にしておくことが理想。こうした体制を取りつつ、最終的には「金融包摂」に貢献できればと考えています。

中村いま舘さんが言及されたように、テクノロジーで社会が抱える課題を解決していくことがTISの掲げるビジョンです。我々のユニットは、内閣府が推進している「スーパーシティ構想」にも意欲的に関わっています。たとえば、いま福島県の会津若松市で進められているプロジェクトに我々も参画し、地域ウォレット「会津財布」を開発提供することで住民生活の利便性向上を図っています。住民の方々の同意を得て収集した決済に関するビッグデータを分析し、より良い住民サービスを企画立案する取り組みも繰り広げており、まさにこれは地域の課題解決につながるものです。

音喜多この会津若松市のスーパーシティ構想は、私が参画を決断したプロジェクトであり、個人的にもたいへん思い入れを持っています。私自身、地方の出身であり、地方再生を果たさなければ日本の発展はないという強い危機感を覚えています。いま我々が会津若松で挑んでいるのは、地方の暮らしに新たな価値をもたらし、人々の幸福度を上げることで新たな活力を生み出していくこと。それが日本再生に繋がっていくのであり、自らの手でそれを主導できることに大きなモチベーションをもって事業に臨んでいます。ちなみに、この会津若松市の案件は、若手の有志のメンバーが現地に移住して、地域の皆さんと一緒にサービス開発を進めています。さらに会津若松に次いで沖縄や札幌でも、社会課題解決に資するプロジェクトがスタートしています。

中村沖縄ではMaaS実証事業に参画しており、この案件は私がリードしています。数年前から関わり、当初は一筋縄ではいかずにたいへん苦労しましたが、いまや50を超える事業者が我々のMaaSプラットフォームに乗り入れ、新たな社会インフラとしての可能性も大いに見えてきました。こうして成果が表れると、やはり気持ちが高揚しますね。

我々のユニットが繰り広げているのは、社会課題解決のための自分のアイデアを世の中に問う活動。それが受け入れられた瞬間はとても興奮しますし、こんな経験はなかなか味わえないと思いますね。

音喜多我々のソリューションが必要とされている場は、まだまだたくさん存在しています。そして、高度なソリューションを実現できるだけの深い専門知識を持った人材を、TISインテックグループは豊富に抱えている。今後はさらにグループ内での連携を強化し、 我々のソリューションを日本全国に行き渡らせ、世の中をより良く変えていきたいと思っています。