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HOMEプロジェクト・ストーリー > 05.メーカーA社×TIS

前人未到の領域へ

メーカーA社×TIS
メーカーA社×TIS

PROJECT MEMBER

(写真左より)

  • 萱原 健弘

    エンタープライズソリューション事業部

    今回の会計システム統一プロジェクトにおいて、国内展開のPMを務め、海外へのロールアウトにおいても統括的にマネジメント。

  • 顧 輝

    エンタープライズソリューション事業部

    海外展開フェーズからプロジェクトに参画し、主にインドやオーストラリアなどの現地子会社へのロールアウトのリーダーを担当。

メーカーA社 × TIS

各事業部・部門が連携して、ALL TISとしてクライアントの課題解決に取り組みます。

プロジェクト組織図 プロジェクト組織図

※体制、部門名などはプロジェクト当時のものです。

1. 始動

国内への展開実績が認められ、海外へのロールアウトも一手に担うことに。

2012年、東京に本社を構えるメーカーA社で重大なプロジェクトが立ち上がった。

当時、A社の本社では、国内はもとより海外の子会社にも展開し、グループ全体で会計システムを統一することを睨み、オラクル社のERPパッケージ“Oracle E-Business Suite(EBS)”を使った会計システムを構築。勘定科目体系などを揃え、業務の効率化や経営のスピードアップを図ることが大きな目的だった。国内約100社、そして海外約30社にも及ぶスケールの大きなロールアウト案件を強力にサポートしたのが、Oracle EBSソリューションで豊富な実績を持つTISである。

実は、当初TISに託されたのは国内のグループ会社へのOracle EBSの展開のみであり、海外は外資系の大手ITコンサルティングファームが担当することになっていた。しかし、グローバルに事業を拡大していく戦略を掲げていたTISは、この海外案件にも果敢に提案し、これまでの国内グループ会社への展開実績が認められて海外子会社へのロールアウトも、外資系コンサルティングファームに代わってプロジェクトをリードすることになったのだ。

TISでOracle EBSソリューションに長年携わってきた萱原は、このプロジェクトにおいて中心的な役割を果たした一人だ。国内展開フェーズにおいてはPM(プロジェクトマネージャー)を務め、40~50名ほどのメンバーを指揮してグループ会社へのOracle EBSによる会計システムの導入を短期間で一気に進めていった。そして翌年からスタートした海外へのロールアウトも引き続き彼がPMを務めることになった。

「中国、香港、台湾、マレーシア、シンガポール、タイ、インド、オーストラリアなどの国々の子会社に向けて、およそ2年かけてOracle EBSを展開するプロジェクトでした。かねてからグローバルな案件にはぜひチャレンジしてみたいと考えていましたので、今回は本当に大きなチャンスが巡ってきたとモチベーションが大いに上がりましたね。」

萱原をはじめTISのメンバーたちは、基本的に日本から現地のベンダーをコントロールして導入を図っていったが、自ら現地に赴いてマネジメントにあたる機会もたびたびあった。まさに世界を股にかけたプロジェクトであった。

2. 挑戦

各国に赴き、現地で真に機能する会計システムを模索し、導入していく。

萱原自身も、ASEANの主要な拠点であるタイの現地子会社に1年間ほど短期駐在して、陣頭指揮を執った。タイへの赴任は、萱原自身が望んだものだった。

「それまで海外で仕事をしたことはありませんでしたが、ぜひ現地でのマネジメントを経験して自分のキャリアアップにつなげたいと会社に希望し、赴任させてもらえることになりました。」

TISは、自ら手を挙げれば進んで機会を与えてくれる会社であり、やりたいことを実現できるチャンスに溢れていると語る萱原。そしてタイでの日々は、彼を大きく成長させた。

「国内での展開案件では、カウンターパートのお客様は部長クラスの方々でしたが、タイでは現地子会社の社長と直接やりとりして、グローバル共通の会計システムを導入するための課題などを一緒に議論しながら導入を図っていきました。経営者の方と直に接してプロジェクトを進めていくのは非常にエキサイティングでしたし、私にとってはたいへん貴重な経験となりました。」

中国出身の顧も、このOracle EBSの海外展開で活躍したメンバーだ。中国の大学を卒業した後、来日して国内のシステム会社でOracle EBSの導入コンサルタントとしてキャリアを積んだ彼は、TISでさらにレベルの高い仕事を経験したいと転職。このプロジェクトの途中から参画し、インドやオーストラリアの現地子会社へ展開する案件のリーダーを務めた。

「会計システムのロールアウトは、ただ日本で作られたテンプレートを現地に導入すればいいというものではありません。国によって税制が異なるため、現地の事情に細かく対応してカスタマイズしていかなければならない。たとえば私が担当したインドは税制が非常に複雑で、ひとつの取引に対して十何種類もの税金が発生するのです。ですから、こうした各国の商習慣などについても事前に学習して理解した上で、現地のお客様やベンダーときちんとコミュニケーションする力が求められる。課せられたハードルは非常に高かったのですが、それだけにチャレンジする価値は大いにありましたし、このプロジェクトを経験して自分の幅が大きく広がったように感じています。」

3. 達成

異文化を理解し、日本との橋渡し役を担ってこそ、TISの存在意義がある。

顧も萱原同様、オーストラリアの現地子会社へのロールアウト案件で、拠点のあるシドニーに4カ月ほど駐在し、現地でのマネジメントに奮闘した。そこでは、現地のお客様との折衝にたいへん苦労したという。

「こうしたロールアウト案件では往々にして遭遇する事態ですが、現地のお客様側では、自分たちのやり方でビジネスをしたいという思いを強くお持ちでした。そこに新しいシステムを持ち込むわけですから、軋轢が生じることもあります。そんな中で、現地のお客様のニーズが妥当と判断したものに対しては、日本の本社側と交渉してお応えし、それ以外は今回のプロジェクトの意義を粘り強く訴え、共通のテンプレートを利用するように納得していただく。そうしたやりとりにはたいへんな労力を要しましたね。」

異なる文化や慣習を持つ人々との相互理解は、グローバル案件においては不可欠なものだ。萱原もその重要性をこのプロジェクトを通じて強く認識した。

「価値観の違いを乗り越え、現地と本社を橋渡ししながら、あるべきゴールにたどり着くための最適解を見つけ出し、プロジェクトを円滑に推進していく。それを果たしてこそ、パートナーである我々の存在意義があるのだと思っています。タイでのロールアウトを指揮していた時も、最初の頃はローカルスタッフとの意思疎通がなかなか難しかったのですが、コミュニケーションを深めていくと私の想いを理解してくれて、最後はみなさんのほうから進んで問題解決にあたってくださり、一体感を持ってプロジェクトを成し遂げることができました。あの時の高揚感は忘れませんし、それがグローバル案件を担う大きな醍醐味のひとつだと思います。」

萱原や顧をはじめとするメンバーの尽力の末、2015年、国内外130社にも及ぶロールアウトが完了した。このプロジェクトを経て、二人とも大きな自信を得たという。顧は語る。

「この後、ある大手企業のOracle EBS導入の提案から関わり、先日、大規模な案件を獲得することができました。この企業も将来的にはグローバル展開を図っていく方針であり、A社のプロジェクトで得た知見を発揮できればと思っています。」

※所属、職名等は、インタビュー当時のものです。
※TIS、TISロゴはTIS株式会社の商標または登録商標です。
※OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
※その他の会社名、商品名、サービス名は各社の商標またはサービスマークです。
ミッション

A社の成長戦略を支援するため、コード体系統一化対応/管理レベルの高度化/シェアードサービスセンター実現などを目的に、本社で導入されているOracle EBSをベースとした会計システムを国内外のグループ各社へと展開し、グローバルでの共通基盤を構築。

成果

およそ3年に渡って、国内108社、そして中国、香港、台湾、マレーシア、シンガポール、タイ、インド、オーストラリアの25社への統一会計システムの展開をスケジュール通りに完了。お客様のグローバルにおける競争力強化に寄与した。

FUTURE

このプロジェクトで培った、現地の文化や思想を理解しながらロールアウトを推進していく経験や、あるいは各国の法制度や商習慣にシステムを適応させる知見などを武器に、今後、OracleのERPソリューションを通してさまざまなお客様のグローバル化をいっそう支援していく。

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