今IT業界では、個社のニーズに基づいてシステムを構築するSIビジネスが低成長時代に入り、クラウドなどでお客様が必要な機能を提供する「サービス化」へのシフトが急速に進んでいます。AIなどの先進的なテクノロジーを駆使した新たなサービスも続々と生み出されています。そうした時代を勝ち抜いていくために、TISは2017年に「グループビジョン2026」を策定しました。
「グループビジョン2026」では、これまで培ってきたITによる課題解決の力をさらに究め、お客様の新たなビジネスモデルの構築において我々が戦略的なパートナーとなる方針や、顧客ニーズを先取りして汎用性のあるシステムを自ら投資して企画開発し、サービスとして提供していく方針などを掲げています。それを成し遂げることで、我々は従来のIT企業の枠を超え、大きく進化していこうとしているのです。
このビジョンを推進するため、組織も大胆に改革しています。これまでインダストリー別に編成されていた事業部に加えて、新サービスの企画開発や提案に専門特化した事業部を新設。すでに、リテール向けの決済ソリューションである”PAYCIERGE(ペイシェルジュ)”や、電力自由化に対応してエネルギー業者向けに必要なシステムをスピーディに提供する“エネLink”などのサービスが市場から大きな評価を得ており、新たな事業の柱が続々と生まれています。