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TIS、大嘉産業の販売管理システムを構築

2015年6月22日

TIS株式会社

 ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下 TIS)は、建設現場用の仮設資材のレンタル・販売を手がける業界大手の大嘉産業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:笠井 恒博、以下 大嘉産業)の販売管理システムの構築を支援したことを発表します。

 大嘉産業の新販売管理システムでは、商品情報のリアルタイム管理、ペーパーレス化、タブレット端末での写真撮影を活用した検品作業などにより、大幅な業務の効率化を実現しました。

 TISは、大嘉産業の業務改善を目的としたシステム要件に対し、独自の販売管理ソリューション「TradeCube(トレードキューブ)」をベースに、建設現場で使用する資材のレンタル・販売という業界固有のビジネス要件に合わせカスタマイズした新システムを構築しました。

 TISでは、業務内容に合わせて柔軟なカスタマイズができる「TradeCube」を、卸・商社や流通業などの企業の基幹システム向けに提供していき、2017年度末までに20件の導入を目指します。

<大嘉産業の販売管理システムのイメージ>

システム刷新の背景

 大嘉産業では、90年代初頭に構築し改良を重ねた販売管理システムで、在庫確認、売上情報の入力、請求書発行、仕入発注といった業務を行っていました。旧システムは、営業から経理部門まで全国20超の拠点で社員200人以上が使用する基幹システムでしたが、老朽化により機能拡張が困難になり、以下のような業務上の課題が発生していました。

・各拠点に散らばる情報の一元管理が困難
・商品情報のリアルタイム性の欠如による、営業機会の損失
・紙による運用や重複した入力作業など効率の悪い業務作業

 そこで、同社では業務プロセスに精通したメンバーを全国の拠点から選抜してプロジェクトチームを結成し、約2年をかけて業務プロセスの見直しと統一を図りました。こうして精査されたシステム刷新の要件をまとめたRFP (Request For Proposal:提案依頼書)を、2012年6月にTISを含むSIベンダー十数社へ提示しました。

TISの選択理由

 仮設資材レンタルの販売管理業務は、モノの流れや請求処理が一般的な販売業務とは異なるため、システム構築には業界・業態に対する深い理解が求められます。そのため、業界経験がないベンダーなどは候補から外れ、TISを含む4社が最終候補となりました。最終的に大嘉産業は、以下の点を高く評価し、TISの提案を採用しました。

・「レンタル料金に日割や一括といった細かな料金体系が混在する」「返却商品の破損の度合いにより補償金額が変動したり、その後の在庫管理方法が異なる」など業界特有の取引形態に対応できる「TradeCube」の柔軟なカスタマイズ性
・大嘉産業のすべての要件に対応する、「TradeCube」をベースにしたアドオン開発と別パッケージ連携でシステムを実現する提案内容
・1年強の期間の中で、RFPで求めた全機能を並行して開発する計画性

新システムの効果

 プロジェクトは当初の予定どおり約1年でサービスインを迎え、2014年1月から本稼働を開始しました。新システムでは、当初の課題である“情報の一元管理”“商品情報のリアルタイム管理”“ペーパーレス化などによる業務効率の向上”などを実現し、稼動後に以下のような効果が出ています。

・レンタル商品の在庫数・状況がリアルタイムに把握可能になり、顧客対応が迅速化
・見積・発注・請求などの業務をペーパーレスにより効率化し、作業時間を短縮
・タブレット端末での写真撮影によるレンタル商品の検品作業で、作業効率を大幅に改善

 大嘉産業株式会社 専務取締役 経営管理本部長 兼 オペレーション推進本部長 笠井一宏氏は、今回の販売管理システムの刷新に関して以下のように述べています。

「仮設資材のレンタル・販売は特殊な業態で、業界固有のビジネス要件に対応したシステムの提案が受けられるか不安がありました。しかし、TISは短期間のうちに当社の業務を深く研究し、我々の気がつかない部分まで先回りして提案いただき感謝しています。サービスイン後の保守フェーズでは、TISの技術者と信頼関係のもと、機能向上を図ることができました。大嘉産業にとって初の大型基幹開発のプロジェクトでしたが、当社プロジェクトチームとTISが一体となった協力体制を築けたことが、成功の一番の要因だったと思います」

本件の詳細は以下サイトもご参照ください。
http://www.tis.jp/casestudy/detail/casestudy_80.html

大嘉産業株式会社について

 大嘉産業は、建設現場での安全をサポートするネットやシートなどの仮設資材の製造・販売・レンタルを主に手掛けています。1949年の創業から続く漁業用の網などの繊維資材の販売を起点に建設仮設資材事業へ展開し、その後これらの産業繊維技術を活かして、「環境土木資材や防災資材などの設計・製造・販売」「スポーツ人工芝の設計・施工・販売」「コンクリート構造物の耐震補強材の製造・販売」など、幅広い事業を展開しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.daika-net.com/ 

「TradeCube」について

 「TradeCube」は個社別の業務要件に対応できるカスタマイズ性の高さが特長の販売管理ソリューションです。メインフレーム/オフコンからのダウンサイジングのニーズなど、お客様の業務に合わせたオリジナルのシステムを構築が可能で、マウスを使用しない操作を可能とするユニバーサルデザインを採用しています。"SME版"と"LE版"の2つのエディションを要件に合わせて選択できます。

・"SME版"は、200社以上の導入実績がある「ふくろう販売管理」(アステム㈱製)をコアとし、標準機能に加え、TIS独自のアドオンを活用することで安価・短期(最短6ヶ月)でのシステム導入が可能です。
・"LE版"は、TISオリジナルのフレームワークをベースに、スクラッチ開発と同レベルで業務要件を作り込めるテンプレート型の開発で、高い操作性を担保したシステムの構築が可能です。

詳細は以下をご参照ください。
http://www.tis.jp/service_solution/tradecube/ 

TIS株式会社について

 ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。

ITホールディングスグループについて

 ITホールディングスグループは、約2万人、50社から成るIT企業グループです。グループ各社が様々なエキスパートであり、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのクライアントのビジネスとその先にあるお客様の日々を支えています。クライアントの課題を解決するだけでなく、クライアントのさらにその先にあるお客様のニーズを先取りして一歩進んだ提案をしていきます。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係からのお問い合わせ先

TIS株式会社 コーポレート本部 企画部 広報室 浄土寺
TEL:03-5337-4232 E-mail:tis_pr@ml.tis.co.jp

本件に関するお問合せ先

TIS株式会社 産業事業本部 西日本産業事業部
西日本産業システム営業部 TradeCube担当
TEL:06-6821-1050 E-mail:tradecube-info@tis.co.jp

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

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更新日時:2023年10月17日 17時43分