TIS、クラウド型危機管理情報共有システム『Bousaiz(ボウサイズ)』の提供を開始～　マルチデバイス対応で、状況判断に必要な情報を一元管理・共有化し、迅速な初動対応を実現　～

2014年5月26日

報道関係各位

ITホールディングスグループのTIS株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役会長兼社長：桑野　徹、以下TIS）は、災害時に自治体や企業の災害対策本部などでご利用いただくクラウド型危機管理情報共有システム『Bousaiz（ボウサイズ）』を、本日より提供開始することを発表します。

『Bousaiz』は、災害情報の発報と連動した安否確認から、災害掲示板を通じたリアルタイムな状況の把握、画像や地図情報の共有など、災害時の状況判断に必要な様々な情報の一元管理・共有化により、迅速で正確な初動対応の実現を支援するクラウド型危機管理情報共有システムです。

本システムは、高い信頼性と拡張性を持ち、災害対策が施された堅牢なクラウドプラットフォームを活用し、被災現場での情報活用・収集を考慮して、ポータビリティに優れたスマートフォンやタブレットなどのマルチデバイスに対応しています。

TISは、2016年度末までに『Bousaiz』の70社/団体への導入を目指します。

背景

東日本大震災の発生時、被害が大きい自治体では、庁舎・施設の倒壊により、庁内ネットワークや情報システムが被害を受け、“災害対策本部と避難所間で情報を共有する手段が確保できない”“被災状況の把握、災害対応指示ができない”といった、情報収集・伝達手段に関する課題が顕在化しました。また、企業においても“地域の被災状況が収集できない”“支店や工場などの出先機関の被災状況が把握できない”など、BCPの観点から多くの課題が浮き彫りになりました。

TISは、こうした災害時の課題に応えるために、クラウド型危機管理情報共有システム『Bousaiz』の提供を開始します。

『Bousaiz』の特長

本システムの特長は、以下の通りです。

1. 情報の時系列管理で迅速な意思決定を支援

災害時の初動対応では、被害を最小化するために正確でスピーディな情報共有が必要です。『Bousaiz』の災害掲示板では、安否確認とともに写真・動画や文字情報で報告した内容を時系列で一元管理・共有することができ、関係者間で最新情報を正確に把握することが可能です。

2. 収集した情報を地図上で可視化

写真や動画などで収集した情報は、自動的に地図情報に貼り付けられ、関係者間で共有することが可能です。また、予め「避難所」「病院」「消防署」など災害時に必要な設備や情報を地図上に登録することで、避難誘導の経路検索が行えます。また、クラウドで提供するため、常に最新化された地図情報をご利用いただけます。

3. 柔軟なグループ設定により、必要な情報を的確に共有・伝達

通常の組織における部・課単位でのグループ分けに加え、複数部署を横断したグループや災害協定先の団体や関連企業などとのグループ設定が可能です。こうしたグループ単位での的確な情報共有ができるため、災害掲示板が不要な情報で溢れるという心配がありません。

4. 災害に強くセキュアなプライベートクラウドで提供

『Bousaiz』は、高い信頼性と拡張性を持つクラウドプラットフォームを活用して、お客様のセキュリティポリシーや運用方法にあわせて、最適なシステム環境を提供します。クラウドプラットフォームは、災害対策が施された堅牢なファシリティと高度なノウハウを持った運用スタッフが常駐するデータセンターで運用するため、災害時でもシステムが止まることなく、お客様の情報資産はデータセンターで万全に保護されます。

5. マルチデバイス対応で情報収集・共有のスピードアップ

PCはもちろんスマートフォンやタブレットといったポータビリティのある身近なデバイスに対応することで、被災現場からの状況報告、休日・夜間の災害といったシーンでの迅速な対応を可能にします。

利用料金（例）

200名までの場合

・初期費用　：500,000円（税別）
・月額費用　： 80,000円（税別）

※契約は、年間契約となります。
※初期費用には、プライベートクラウド環境の構築とシステムセットアップ費用などが含まれます。
※月額費用には、システム運用、保守、利用料が含まれます。
※機能追加や他システム連携などのカスタマイズは、要件に応じて個別見積りとなります。

『Bousaiz（ボウサイズ）』の取り扱い詳細は、以下サイトをご参照ください。

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