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TIS、連結会計パッケージ「Oracle HFM」をプライベートクラウドで提供-グローバルでの連結会計システム構築の初期コスト抑制と俊敏性を実現し、大企業から中堅企業までの海外展開をサポート-

2012年10月25日

TIS株式会社

報道関係各位

ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下TIS)は、オラクルの連結会計パッケージ「Oracle Hyperion Financial Management(以下Oracle HFM)」※1を、初期コスト抑制と俊敏性を実現するプライベートクラウド型で本日より提供することを発表します。

また、あわせて「Oracle HFM」の導入を短期間・低コストで実現する「TIS制管一致連結会計ソリューション for HFM」※2のシステム対応テンプレートの管理連結機能拡充と、連結決算業務プロセスの最適化を行う「決算早期化コンサルティング」との連携を図り、「Oracle HFM」を活用した連結会計ソリューションの強化を行います。

TISは、これまでオラクル製品を主としたシステムのコンサルティングや構築に多くの実績があり、2012年4月からは「TIS制管一致連結会計ソリューション for HFM」のソリューション提供を開始しています。
今回のソリューション強化を行うことで、グローバル化や経済状況の激変を背景に、経営情報統合基盤となる制管一致の連結会計システム構築が喫緊の課題となっている製造業など、連結子会社数が多い大手および中堅企業向けに、「Oracle HFM」を活用した連結会計ソリューションを提供し、経営意思判断の加速のための決算業務の早期化と、グループ経営管理の高度化を実現する最適なシステムの整備を支援します。

※1:「Oracle Hyperion Financial Management」について
グループ各社から収集した財務データに対して、外貨換算、会計基準の組替えや連結処理を行い、外部報告と内部管理用途のレポーティングや分析機能を包括的に提供する連結管理アプリケーションです。

※2:「TIS制管一致連結会計ソリューション for HFM」について
企業の方針検討、業務プロセスを整備するコンサルティングから、それに対応したシステムの導入・運用までをワンストップで支援し、短期間・低コストで「Oracle HFM」の最新標準機能をベースに制管一致の連結会計システムを構築するソリューションです。
(詳細は http://www.tis.jp/service_solution/hfm_template/ をご参照ください。)

「Oracle HFM」のプライベートクラウド型提供について

グローバルレベルのグループ経営管理で導入実績が豊富な「Oracle HFM」を、プライベートクラウド型で提供します。
特に、大企業と比べて予算や人材などの経営資源に制限がありながらも、競合他社状況や取引先のグローバル化の流れから海外進出を行う中堅企業では、海外進出に対応する制管一致の連結会計システムのインフラを含めた整備が間に合わないという課題に直面しています。この課題解決に、プライベートクラウド型での連結会計システム構築が大きく貢献します。プライベートクラウド型提供の主なメリットは以下です。

● 事業の多角化やグループ再編による連結対象子会社の増減などに対して、スピーディーかつ柔軟に連結会計システムの拡張・整備が可能

● クラウド化による初期コストの抑制に加えて、海外現地での情報システムの専門要員を抱える必要がないなど、人件費を含めた保守・運用コストも抑制が可能

● 期末決算期など、連結会計システムに対するアクセス増加に備えて、計画的かつ効率的にITリソース調整が可能

ソリューションの強化内容

その他の「Oracle HFM」を活用した連結会計ソリューションの強化は以下です。

(1)「制管一致連結会計ソリューション for HFM」の管理連結機能の拡充

本ソリューションは、「Oracle HFM」の導入時に、システム対応テンプレートなどを活用して、短期間・低コストで制管一致の連結会計システムを構築するTISのソリューションです。

今回、このシステム対応テンプレートに、管理連結を実施する際に必要な代表的な管理軸項目があらかじめ設定された“基本モデル”を提供する、管理連結機能が拡充されました。“基本モデル”を活用すれば、個社ごとの要件に応じた柔軟な管理軸のチューニングや、制度連結から管理連結といった段階的な導入アプローチも可能です。システム対応テンプレートの管理連結機能の拡充による主なメリットは以下です。

● 制管一致を前提とした管理連結の“基本モデル”を活用することで、管理連結を短期に実現可能

● 管理連結における個別の要件について、“基本モデル”の管理軸をチューニングすることで吸収可能なものがあり、追加開発コストを極力抑制可能

● テスト・検証済の“基本モデル”を活用することで、無理のない着実な管理連結の実現が可能

(2)決算早期化コンサルティングとの連携

TISの「IT戦略コンサルティングサービス」※3の財務・経営管理分野におけるビジネスプロセス最適化メニュー「決算早期化コンサルティング」は、お客様と共に課題解決に臨むコンサルティングサービスです。決算業務プロセスにおけるグループ各社の阻害要因を可視化し、決算早期化やIFRS導入などを見据えた連結決算を含む決算業務プロセスの改善プラン策定、具体的な対応方法・IT投資予算感などの整理・アドバイスを行います。
「Oracle HFM」の導入前に、連結決算業務プロセスの最適化を行うことで、システム導入効果を最大化します。決算早期化コンサルティングとの連携による主なメリットは以下です。

● 連結決算業務のスリム化やシンプル化がシステムのカスタマイズ抑制につながり、導入期間短縮や導入費用を抑制可能

● システム化すべき業務としない業務の切り分け、システム導入効果を見据えたスコープの明確化により、導入費用やリスクを最適化可能

● 決算早期化や決算業務効率化、グループ経営情報の可視化による経営判断の加速など、本来のシステム導入目的を着実に実現可能

※3:「IT戦略コンサルティングサービス」について

財務・経営管理、オペレーション確認や改善、人材・組織管理、ITマネジメントをテーマに、お客様の課題に応じて「最大化」「最適化」「最小化」といった様々な価値提供を行うメニューで構成するコンサルティングサービスです。
(詳細は http://www.tis.jp/service_solution/isc/ をご参照ください。)

今後の展開

TISでは、グローバル経営管理基盤強化のニーズの高まりに応じ、今後も「Oracle HFM」や「Oracle Hyperion Planning」など経営管理に関連するサービスの拡充を図っていきます。
また、アプリケーションからハードウェアまでのシステムの概念実証を行うITシステム検証ラボ「TIS Enterprise Architecture Laboratory」※4を活用し、経営指標分析のリアルタイム化やグローバル経営管理基盤のTCO削減などの経営課題・業務課題に対する「Oracle HFM」を含めたITシステムの最適化検証についても積極的に実施していきます。

※4:「TIS Enterprise Architecture Laboratory」について
 「TIS Enterprise Architecture Laboratory」は、アプリケーションやハードウェアまで、ITシステムの概念実証(PoC:Proof of Concept)をもとに企業のビジネスに寄与する効果的なIT戦略の立案を支援する施設です。
(詳細は http://www.tis.jp/service_solution/ealab/ をご参照ください。)

日本オラクル株式会社のコメント

日本オラクル株式会社は、このたびのTIS株式会社による「Oracle Hyperion Financial Management」のクラウド提供を始めとするグループ連結会計ソリューションの強化を歓迎します。TISは、「Oracle HFM」を導入する際に必要となる日本の制度対応の要件が事前設定されたオラクルのテンプレート「Japan Starter Kit」を、他社にさきがけて導入支援サービスの一部に取り込み、積極的に展開されてきました。

従来注力されている業務アプリケーション分野に加え、昨今ではExadataやExalyticsなどオラクルのエンジニアドシステムズも統合的に提案できる体制を整えられ、日本オラクルにとって大変重要なパートナーです。

企業のグローバル展開を支援する今回のクラウド型グループ連結会計ソリューションでは、TISが持つ国内外の最先端データセンターも大変重要な役割を果たすと期待しています。TISと日本オラクルの協業においても、今後もより一層強化し、中堅から大手企業まで、グローバルビジネスを積極的にかつ迅速に展開したい企業のニーズに対応してまいります。

日本オラクル株式会社
専務執行役員 製品事業統括本部長
三澤 智光

TIS株式会社について

ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のIT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000 社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。
(詳細は http://www.tis.co.jp/ をご参照ください。)

本件に関するお問い合わせ先

◆報道関係お問い合わせ

TIS株式会社 コーポレート本部 企画部 浄土寺/伊藤
TEL:03-5337-4232 E-mail:info@tis.co.jp

◆サービスに関するお問い合わせ先

ITソリューションサービス本部 ITソリューションサービス事業部 河口/島田
TEL:03-5337-4345 E-mail:sol@tis.co.jp

※OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
※記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

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更新日時:2024年4月1日 14時16分