マテリアリティに関する取り組みと目標
マテリアリティに関するリスク・機会
当社グループは、特定されたマテリアリティのテーマごとに低減を目指す影響と獲得を狙う機会を分析することで、より具体的な対応に落とし込み、マテリアリティに対する取り組みの実効性を高めています。
また、中期経営計画の達成を通じて、サステナビリティ経営に関するその実現に取り組んでいます。
マテリアリティ テーマ | 低減を目指す影響 | 獲得を狙う機会 |
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1.多様な人材が生き生きと活躍する社会を | ・人材不足による生産性の悪化 ・必要な人材を投入できないことによる事業成長の阻害 ・新領域への技術不足 ・人材の発想・想像力の低下 ・グループ・組織間シナジーの低下 |
価値創造力の向上
・イノベーションを起こす能力強化 ・従業員エンゲージメント向上による生産性向上 |
2.イノベーション・共創を通じ、社会に豊かさを | ・研究開発等が滞ることによる機会損失 ・新規事業を検討する体制の脆弱性によるビジネス機会の逸失 ・環境負荷による自然災害の励起とそれによる社会インフラへの被害 ・環境規制の変化 |
持続可能な収益モデルの構築 ・収益構造の好転 ・市場の成長 ・地球環境の保全/気候変動への適応 |
3.高品質なサービスを通じ、社会に安心を | ・生産力不足による生産性、品質低下 ・景況感の悪化に伴う顧客・取引先の倒産や既存顧客の剥落 ・技術動向や顧客ニーズの把握不足などによる、適切な品質・安全性をもつサービスを提供するリスクおよび競争力低下 ・情報漏洩やサイバー攻撃 ・知的財産に関する訴訟等 |
市場での競争力の向上
・製品サービスの魅力度の上昇 ・製造コストの適正化 ・カントリーリスク/技術進展に対する対応 |
4.コーポレートガバナンスを高め、社会から信頼を | ・グループ統制の欠如による脆弱性(コンプライアンス、リスクマネジメント、ITガバナンス) ・資金計画の失敗 ・不正取引による信頼性の悪化 |
企業の信頼性の向上
・経営の質の向上 ・不祥事の撲滅 |
マテリアリティに関する取り組み
当社グループは、特定されたマテリアリティごとに主要グループ会社横断の取り組みを推進しています。以下具体的な取り組み事例をご紹介します。
マテリアリティ | 推進取組の事例 | |
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1.多様な人材が生き生きと活躍する社会を | a.ダイバーシティの推進 b. 働き方改革の推進 c.自己実現を重視した人財開発・育成 |
・多様性理解に関するeラーニングや研修の実施 ・性別、年齢に依らず活躍できる人事制度や登用の仕組み改定 ・働きがいとウェルビーイング向上に向けた組織開発、心理的安全性向上への取り組み ・自発的なキャリア形成を支援する制度改定や仕組みの構築、DX教育等の学習機会の提供 |
2.イノベーション・共創を通じ、社会に豊かさを | d.人と社会を支える安全で便利な社会基盤の提供 e.ステークホルダー間をつなぎ、共創を促進 f. 環境負荷の低減 |
・社会課題解決型サービス事業売上高目標達成へ向けた推進 ・ボランティア活動への参加呼びかけ、障がい者支援、クリーン活動、講師派遣、NPO法人や地域への取り組みなど、社会貢献活動の推進 ・紙使用量や電気使用量の削減、データセンターにおけるGHG排出量削減策として、統廃合による集約化や再生可能エネルギーへの計画的切り替え等の実施 |
3.高品質なサービスを通じ、社会に安心を | g.継続的な品質向上 h.情報セキュリティ i.個人情報保護 |
・エンハンスメント革新の目標達成へ向けた改善活動、PDCAの実施 ・ビジネスパートナー満足度向上へ向けた、交流会、フォーラムの実施等関係性強化活動 ・顧客満足度向上のための、アンケート分析・改善施策の実行 ・災害対策訓練や有事の初動訓練の実施など、BCPの推進 ・情報セキュリティやインシデント対応力の向上のためのeラーニングの実施や標的型攻撃メール訓練、インシデント対応訓練の実施 ・個人情報保護に関する自主点検、グループ行動規範のeラーニング、内部通報に関する研修の実施 |
4.コーポレートガバナンスを高め、社会から信頼を | j.コーポレートガバナンス k.コンプライアンス l.リスクマネジメント |
・ビジネスパートナーに対しSAQ(Self-Assessment Questionnaire)の実施 ・理念浸透研修の実施 ・内部通報制度のレベルアップと認知度向上に関する研修・勉強会実施 ・人権に関するeラーニングの実施 |
マテリアリティの推進戦略
マテリアリティを基礎として、中期経営計画を策定し、中期経営計画の達成を通じてその実現に取り組んでまいります。